記事の詳細
子供が輪に入れない時
輪に入っていけない我が子をみると
いてもたってもいられなくなる。
みな簡単にお友達になり、とっても楽しそうなのに、
どうしてうちの子だけこうなんだろう。
何か聞かれてもだまったまま。
かわりに私が答えてしまう。
その場にいるのがはずかしくって、つくり笑顔でそれを隠し、
モヤモヤした気持ちのまま、時間が通り過ぎるのを待っている。
家に着いたとたん疲れがどどどっと
楽しく遊ぶ子供をどなってしまう。
「あなたのせいで 私はこんな思いをしてるのよ!」と。
なぜこんなに心配なの? なぜこんなにモヤモヤするの?
子供はまだ小さくて、輪に入っていけなくてもいい時期なのでは?
他の子と比べてしまう。 ダメな母親だと思われる?
これから先ずっと、輪に入っていけなかったらどうしよう・・・
————————–
人見知りが強い
聞かれたことにすぐ答えられない
輪に入っていけない
すぐお母さんの後ろに隠れる
みんなと同じことができない
自分の子が他の子と違うと
お母さんはものすごく心配になりますよね?
無理にでも、輪に入れようとしたくなります。
お友達と仲良く楽しく遊んでくれたら
お母さんはとっても安心しますよね?
実は お母さん自身も
本当は輪に入っていくのが苦手なんですね?
ずっと、幼い頃
はずされた経験や
好きでもない子と無理に遊んだり
いつも輪に入るのが怖かった・・・
それを子供に映し出し、ものすごく心配になるのです。
「私みたいになったらどうしよう」と。
大丈夫ですよ。。。
家庭の中で、お母さんと遊び、お母さんと少しづつ繋がっていけば大丈夫です。
今は輪に入れなくても
はずかしがっていても
怖がったり泣いたり怒ったりしても
そのまま見守ってあげるのです。
ひとりひとりペースがあります。
どんな感情も否定せず
そのまま見守ってあげる
いつかできるようになるさ、と思っていれば
忘れた頃に思いもよらなかったいい方向へと進んでいきます。
子供はあれ?というくらい、ある日突然お母さんから離れていきます。
逆に淋しくなったりします(^-^;)
もし、目を手で覆い隠すほど
目をぎゅうっとつぶってしまうほどの人見知りだった場合は
生まれた直後、お母さんと数時間、数日
離れた経験があると思います。
その時に、「怖い」という感情を
押し込めてきたのです。
こんなふうに説明してあげてください。
「生まれてすぐ離れたのはね
あなたがダメで嫌いで、離れたんじゃないんだよ。
お母さん出産で疲れてしまって
近くの病室で、身体を休めていたの。
でも、 怖かったんだね。心細かったんだね。
淋しかったんだね。」と寄り添うと
うえ~んと泣くかもしれませんが
泣き止むまで泣かせてあげると、ちゃんと本当のことを理解し
ウソのように人見知りしなくなります。
子供たちには
どんな感情や気持ちもダメなものはない、ということと
自分の心の中に、自分の気持ちや感情の居場所をつくる大切さを
教えてあげたいと思います。
そして、いつも精一杯頑張ってるお母さんにも
お母さん自身の気持ちや感情を知り、自分の心の声を聞いてあげること
否定せず、寄り添いわかってあげることを
伝えていきたいと思います。