記事の詳細
「淋しい」って感じてもいいんだよ
3月は別れの季節。
これから進級進学などで、
共に過ごしたお友達、先生とお別れします。
子供たちは、
そんな慌ただしい雰囲気を察知し
無邪気にはしゃいでいたかと思うと
急に不機嫌になり
イヤなことをしでかしたり。
なんでこんなことで?
ということで大泣き
長泣きすることもあります。
お別れするの淋しい!
もっと一緒に遊びたかった!
大好きな先生がいなくなるのイヤだ!
って
ホントは言いたいのに
まっすぐ出せなくて
わざと嫌がる
人を刺激することをしでかし
感情を解放しようとします。
問題行動、振舞いの奥には
別の気持ちが隠れています。
もし、
そんな行動が見られたなら
そっと子供の耳元で
「ホントは淋しいのかな?」
と聞いてみてください。
「違う!」と大きく反応したのなら
ぴんぽ~ん!! です。
「そっか~、淋しいよね。
淋しいって、はずかしくて言えないよね」
「違う!違う!違う!」
と怒り出すかもしれませんが
そのままそっとしておいてください。
図星なので、反応しています。
どんなに小さな子供でも
お別れするのは淋しいし悲しいのです。
素直に出せないので
他の方法でわからないように
解放しようとします。
「淋しい」という感情は「恥ずかしい」
と思い込んでいて
恥かしいから、隠そうとします。
「淋しいって正直に言うの
恥かしいよね」とも言って
そのままそっとしてあげると
「違う!」と反応したあとで
ゆっくり少しづつ
ひとりの空間で
「そうなんだよ~」と
自分で自分の感情を
認められるようになるのです。
お別れの季節。
子供たちは色々やらかすかもしれませんが
その問題行動、振る舞いの奥には
こんな気持ちが隠れているんだ
ということがわかっているだけでも
ずいぶん違います。
そして4月
新しい環境、新しい友達、先生。
4月はまだ気がはっているので
子供なりに頑張っていますが
5月の連休明け、
お母さんと一緒に過ごし
ほっとしたあとで
今までの緊張や
残ってた淋しさなどの感情が
噴き出してきます。
3月と5月
2段構えで、
子供たちの心の成長を
見守っていけたらいいですね。