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待望の出産を終え、退院しました。

実家にお世話になっている時は
それほどでもなかったのですが

自宅に帰り
夫と三人の生活が始まってから・・・

ふつふつと

どうしようもない孤独、淋しさ、
不安に襲われ
ひとりでいられなく

泣けて泣けてしょうがなくなりました。

 

夫が仕事から帰ってくるのが待ちきれず
何度も電話やメールをしてしまいます。

 

赤ちゃんに泣かれるとよけいにつらく
そんな気持ちになってしまう自分を
母親失格だ!と責めてしまいます。

 

これが「産後うつ?」

 

ネットで調べると、
同じような症状で悩んでいる人が
たくさんいました。

 

なぜこんな気持ちになるのか?
どうすれば治るのか?

すっきりする答えはどこにもなく

これから育児は始まったばかりなのに
先のことを考えると不安で不安で・・・。

 

ちゃんと子育てできるんだろうか?
子供の心に傷は残らないかな?
自分のことでいっぱいで、子供を心から愛せない!
一生このままだったらどうしよう?

 

ネガティブな妄想に乗っ取られ
早めに帰ってきてくれた夫に当たり散らし・・・。

家庭は大きな危機に襲われます。

 

精神科に入院した方がいいのかも、
とまで
自分を追いつめてしまいます。

 

産後うつ

妊娠中にサインが出ていた方もいらっしゃいますが
出産後に一気に噴出してくる場合がとても多いです。

 

これは、
お母さんの潜在意識に潜伏していた感情が
出産を機に、表面化してきたのです。

 

お母さん自身の出産時
生まれてすぐ、お母さんと数日離れ
新生児室や保育器に入っていた経験のある方に
よくある症状です。

 

出産は、喜びでもあるのですが
今までお腹の中にいた赤ちゃんが
外に出てしまう、ということは

大きな『喪失』の体験、でもあるのです。

この喪失の体験で
潜伏していた感情が噴出してきます。

 

心は、
赤ちゃんの頃に戻ってしまっているのです。

 

不安で不安で
誰か一緒にいて!
いつ帰ってくるの?
いつ会えるの?

怖いよ~
そばにいて~
泣かれるとつらいよ~

 

まわりの家族は
いったい何が起きてるかわからず
本人以上につらくなることもあります。

どうもしてあげられないもどかしさ
家に帰ると理不尽にぶつけられる

家庭は生き地獄、とさえ感じてしまいます。

 

いくつか
解決の方法があります。

 

以下の言葉を
心の中で言ってみてください。

 

イメージで
新生児室にいる赤ちゃんの自分に会いに行き

「ひとりで不安だね、怖いね、淋しいね」
としばらくそのまま感じて味わい
寄り添ってから

 

「お母さんはね
あなたがダメで嫌いで、
来てくれないんじゃないんだよ。
病院の方針だったの。
出産で疲れた体を休めているの。
もうじき会えるよ。大丈夫だよ」と説明します。

 

不安な感情に襲われたら
何度も上記のイメージをやってみてください。

最初はそれどころじゃない!と思いますが

だんだん少しづつ
不安な感情は溶けていき

心を支配していた「あかちゃんの心」より
「大人の心」の方が大きくなり、落ち着いてきます。

 

育児のスタート時に
このように「つまづいた!」と感じることで

 

おっぱいの出が悪くなったり
自分を責めているがために
赤ちゃんを愛せない気持ちにも
なってしまうことでしょう。

 

イメージするだけで

ずいぶん
赤ちゃんをかわいい、と 感じられるようになっていきます。

 

今まで
こんな気持ちになってしまったのは

あなたがおかしいわけでも
母親失格なわけでもありません。

 

原因と解決法は必ずありますので

 

ぜひ試してみてくださいね。

 

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