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2度の大雪に見舞われた昨年末の北海道。
3月の雪解けは、例年より早く進んでいます。

 

この時期、雪の下にあったゴミが現れたり
道路が除雪でボロボロになっていたりで
大掃除と修復が必要な時期。

 

季節の変わり目、年度末なので
進級進学巣立ち、就職転職退職異動
親離れ子離れなど
心身ともに「喪失」の感情を体験します。

 

今はまだバタバタ慌ただしく
新しい環境への準備等でゆとりがなく

4月に入ってから落ち着き
「ほっ」としたあたりからジワジワと
「なんだか淋しい」「なんだか不安」
「なんだかやる気がおきない」「なんだか虚しい」
というような症状が出始めます。

 

寒さで「きゅっ」としていた心と身体。

温かさでだんだん緩んでいくと
押し込めてきたたくさんの「想い」が
一気に表面化するのですね。

 

そんな時

「あ~知らないうちにいっぱい我慢してたんだな~」
「あ~人のことばかりで自分をないがしろにしてたな~」
「あ~本当はこんなに傷ついてたんだな~」
「あ~淋しいな~悲しいな~」と

しばし立ち止まり
感じる時間をとるといいでしょう。

 

今の自分が、本当は感じていることを否定せず
いい悪いではなく
自分が自分を「認める」ことで
「わかってくれた」と溶け始めていきます。

 

本当の意味での「雪溶け」です。

 

寒くなったり温かくなったり
雨が降ったり風が強かったり
温かいと思ったら急に太陽が隠れたり
春は、まだまだ安定していません。

 

もっとこうしてあげればよかった!とか
あんなことされたこんなことされた!とか

いいところばかり思い出されたり
あの頃が懐かしくて戻りたくなったり

 

「喪失」の体験をした人は
安定しない「春」と同じように

繰り返し繰り返し
いろんな想いが湧き上がってくることでしょう。

 

でも必ず落ち着きます。

 

寒かったり温かかったり
忙しかったりやる気が起きなかったり

そんな中

春を待ちわびた、新しいことにワクワクするあの気持ちが
ちょっとだけ、よみがえってくるかもしれません。

 

古いものは過ぎ去り
新しいものと出会い

また古いものを捨て
新しいものが入ってくる。

 

今までもただその繰り返しでした。

 

自分にもっと意識を向けて
自分にもっと喜びを与え
自分の価値をもっと認める。

 

そう生きると決めた時
どれだけ自分はよくやってきたか
そしてそれをどれだけ無視して外側からの評価を求め
誰かにやってもらうのを待っていたかがわかってきます。

 

もう、待たない。
自分で選んで決めていい。
私が私を幸せにする。

 

本当の
「春の香り」を思いっきり吸い込む。

 

長い冬は終わり。

さあ、大きく羽ばたけ!

 

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