記事の詳細
「淋しい」って感じてもいいんだよ
![](http://blue-winds.com/wp-content/uploads/2015/03/c2f8e8b08c60e612c9c175dd0b6d7f8f_m-225x120.jpg)
3月は別れの季節。
これから進級進学などで、
共に過ごしたお友達、先生とお別れします。
子供たちは、
そんな慌ただしい雰囲気を察知し
無邪気にはしゃいでいたかと思うと
急に不機嫌になり
イヤなことをしでかしたり。
なんでこんなことで?
ということで大泣き
長泣きすることもあります。
お別れするの淋しい!
もっと一緒に遊びたかった!
大好きな先生がいなくなるのイヤだ!
って
ホントは言いたいのに
まっすぐ出せなくて
わざと嫌がる
人を刺激することをしでかし
感情を解放しようとします。
問題行動、振舞いの奥には
別の気持ちが隠れています。
もし、
そんな行動が見られたなら
そっと子供の耳元で
「ホントは淋しいのかな?」
と聞いてみてください。
「違う!」と大きく反応したのなら
ぴんぽ~ん!! です。
「そっか~、淋しいよね。
淋しいって、はずかしくて言えないよね」
「違う!違う!違う!」
と怒り出すかもしれませんが
そのままそっとしておいてください。
図星なので、反応しています。
どんなに小さな子供でも
お別れするのは淋しいし悲しいのです。
素直に出せないので
他の方法でわからないように
解放しようとします。
「淋しい」という感情は「恥ずかしい」
と思い込んでいて
恥かしいから、隠そうとします。
「淋しいって正直に言うの
恥かしいよね」とも言って
そのままそっとしてあげると
「違う!」と反応したあとで
ゆっくり少しづつ
ひとりの空間で
「そうなんだよ~」と
自分で自分の感情を
認められるようになるのです。
お別れの季節。
子供たちは色々やらかすかもしれませんが
その問題行動、振る舞いの奥には
こんな気持ちが隠れているんだ
ということがわかっているだけでも
ずいぶん違います。
そして4月
新しい環境、新しい友達、先生。
4月はまだ気がはっているので
子供なりに頑張っていますが
5月の連休明け、
お母さんと一緒に過ごし
ほっとしたあとで
今までの緊張や
残ってた淋しさなどの感情が
噴き出してきます。
3月と5月
2段構えで、
子供たちの心の成長を
見守っていけたらいいですね。