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リアルチャイルドと向き合う
子供の保育園・幼稚園時代と
小学校時代は
それぞれ本当に違うな~と感じます。
小学校3、4年では
潜伏していた感情が噴出してきます。
私の三男は3歳まで
無理難題、イヤイヤが激しく
本当に育てにくい子でした。
それがある日
ある出来事から私と真剣に向きあい
チャイルドセラピーで深いところからの解放がおき
お互いの心の壁が崩れ
しっかり繋がった感がありました。
それ以来、イヤイヤが落ち着き
聞き分けのいい、
素直でかわいい表情を
見せてくれるようになり
保育園の先生からも
「いったい何があったんですか?」
と言われるほど変わりました。
ずっと落ち着いていたのですが
小学4年で
また噴き出してきました。
ゲームが大好きで得意
友達との間でもダントツ上手。
どんなゲームでもすぐコツを飲み込み
マスターします。
それがだんだん
ゲームで思うようにならないと
暴言を吐くことが多くなり
私に怒りをぶつけることも
多くなりました。
すべてが
自分の思う通りにいかないと
イライラ・・・
机が曲がっているだけでも
イライラ・・・
そんなことでしょっちゅう
ぶつけられる方としては
たまったもんじゃありません。
そしてある日
三男の手に気づきショック!!
指先の皮をむき真っ赤
つめを噛んだあともありました。
ここまで・・・
私も幼い頃、爪噛みがありました。
指の甘皮をむくクセもありました。
皮をむくクセは、大人になってからも
時々暇になると出てきていました。
血を出しすごく痛いのに
気になり、またむいてしまうのです。
そんなことを思い出しながら
三男の手をとり
「大切な体なのに自分でこんなに傷つけて
お母さんは悲しい・・・」
「あなたがお腹にきてくれた時
本当に嬉しかったんだよ」
「大好きなんだよ」
そう言っても、三男の心には届きません。
なんだろう?この壁は?
それからも
しばらく怒りをぶつけられることは続き
その後紆余曲折があり
勇気を出して
1年間ゲームをすべて取り上げました。
これは
あとで気づいたんですが
ゲームを取り上げた、ということは
私にとっても三男と深くかかわり
向きあう時間が増えた、ということでした。
「遊んで遊んで」「見て見て」
「一緒に一緒に」
朝から晩まで言われ続けます。
短い時間、他のことは忘れ
三男に集中して見てあげたり
遊んだり、話を聞きます。
めんどくさ~い
話なが~い
と何度思ったことか・・・。
それだけ、
このかわいい時期の子供の表情を
私は見てなかった
心は一緒にいなかった、ということ。
毎日「大好き」って言ってるから
大丈夫だ、と思い込み
ほったらかしていたツケがきたんですね。
それをゲームにお守りをさせ
内心
私の好きなことができる
大人しくなってくれてラク、と
ほっとしていました。
私の時間がほしい時
それをちゃんと言葉で説明せず
テレビでも見てなさい
ゲームしていいよ
おやつ食べなさい、と言っていました。
つもり積もると
いつかどかーんと出てきます。
私も仕事で焦っていた部分があり
やらねば、と自分を責め、
追い込んでいたところがありました。
ずっと先のことばかり見て
心配していました。
大切なのは「今」・・・
つい、忘れてしまいます。
彼は体操教室に通っていて
遠いので私も一緒に車で通っています。
先生に指導されながら
自分が跳び箱やトランポリンをやったあと
ちらっとニコニコ、必ず私の方を見ます。
「お母さん、今の、見てた?」
「うん、見てたよ」
「僕、ずいぶん上手になったんだよ」
「ホントだね」
そんなやりとりがすべてにおいて
家庭の中でも増えていったな~と思った時
気がつくといつのまにか
三男の手はきれいな手に戻っていました。
相変わらず、三男が
やってはいけないことをした時は
しっかり厳しく叱ることがあります。
しゅん、となっても
嫌いで怒ってるんじゃない、
ということがわかっているので
すぐ普通な関係になれます。
私が私と対話し
私が私のすべての気持ちや感情に気づき
そのままにしておき
大切にすることを心がけてから
三男もさらに落ち着きました。
上の子たちものびのび
自分の好きなことをやり楽しんでいます。
私が私をしっかり見てれば
三男から「見て見て」と言われても
見てあげれる時があったり
「今は見れないよ。これ終わってからね」
と言い
「わかった~」と気持ちよく離れてくれます。
やっぱり
私自身との関係なんだな・・・
「お母さん、僕
ゲームをやめて本当によかったよ!
こんなに楽しい世界があるって
教えてくれてありがとう」
とある日、言ってくれました。
自分の内なる創造性の世界・・・
彼は今
バク転と逆立ち歩きと
クワガタとかぶとむし飼育に夢中です。
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3年前のメルマガより