母親の子どもに対する心配には、大きく分けて2種類あります。
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ひとつは、「分離不安」と呼ばれる、失うことへの恐れからくるもの。
もうひとつは、「子育ての罪悪感」からくるもの。
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心配は「呪い」になります。
それでも簡単に手放せないのが母心。
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子どもが実家に帰ってくるたび母親の中では心配がふくらみます。
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もう立派な大人であっても
頭の中にはかつての「小さな子ども」が今も住んでいるのです。
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私自身、子どもたちが帰省したとき
つい「寒いから靴下をはいたら？」と口にしたことがあります。
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「うん、寒かったらね」と、あっさり返されましたが（笑）
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私が寒いと感じるからきっとこの子たちも寒いだろう
こんな思い込みを「同一化」と言います。
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本当はもう自分で判断できる年齢なのに
「世話をしたいお母さん」が自動的に顔を出してしまうのです。
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心配されるのって重たく感じますよね？
信頼されていると感じたほうが100倍嬉しい！
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心配や依存から、子供たちの足を引っぱるお母さんにはなりたくない！
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だから私は、分離不安と罪悪感を癒し
マザーマインド（母としての自立心）を育て続けています。

西谷 真美