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家族との暮らし
まだ家族5人で暮らしていた3年前。
こんな記事を書いてたんだな、と懐かしくなりました。
あれだけ時間が欲しかったのに
いざ、みんな巣立ってしまうと
最初の1年は手のかけどころが見つからず
ぽっかり
自分のことより誰かの世話で
自分の価値を埋めてたんだと気づきました。
ここ最近
やっと、自分に集中し
自分のことができるようになりました。
感情と向き合う方法を知りずっと実践してきても
巣立ちの喪失から抜けるには時間が必要です。
わさわさ慌ただしい家族との生活は
色々感情的に刺激されトラブルが多々おきますが
特に「罪悪感」と「後悔」を
感じた時にそれらをしっかり見つめ
溶かすワークを続けると
スムーズに喪失のプロセスは進み
一皮も二皮も向けた、自分に驚くでしょう。
今、私は、そんな感覚でいます。
過去の荷物をかなりの量、断捨離し
罪悪感も溶かしたので
心も体もかろやかになりました。
ここから—————-
ー2014年11月 メルマガより
私は家事が苦手です。
家事してるより、本を読んだり
勉強したり仕事する方が好きです。
だからと言って男ばかりの我が家は
家事をやってくれる人はいません。
あ~家政婦さんがいたら
もっと時間を有効に使えるのに~。
もっと本を読みたいのに~。
みんなして、
「今日のご飯はなあに?」って
昼ごはん食べたばかりなのに
夜の献立を聞いてくる。
休ませろ~!
少しは自分でやれ~!
誰かご飯つくってくれ~!
と、よく思っていました。
せっかく作ったのに無言で食べられると
「ねえ、
おいしいの?おいしくないの?
どっちだよ?」って
ファイティング・ポーズで聞きたくなります。
なんで私ばっかり
家事も仕事も旦那の世話まで
しなければいけないの!
私は家政婦じゃないの!
私に時間をちょうだい!
こう、ひとりでよく怒っていました。
なんで私ばっかり・・・
家族がだらだらしてると腹が立ち
甘えてるように見えて腹が立ち
自分の仕事量が家族と比べると多すぎて
ずるい!と思っていました。
ある日
家族全員、家にいない時がありました。
それも丸一日。
突然の天からのギフトに私は
「やったー!ありがとう~♪」と思い
さて今日は何やろうかな~と
ワクワク。
手にした自由な時間をどう使おうか
最初本を読んだりしていましたが
だんだん手持ちぶさたになり
やる気がおきなくなりました。
自分のためだけだったら、
ご飯も超手抜き。
私の体はそのご飯を喜んでいません。
「おいしい」と言ってないんです。
いざ自由な時間を手にすると、
時間を上手に使うことって難しいんですね。
まだある、と思うと
ついだらだら過ごし
あっという間に夕方になっていました。
こ、こんなはずじゃあ~(汗;)
何にも好きなこと、できてないじゃない!
「お母さん、お母さん」と
あれだけ「ウザい」と思ってた家族。
いないと淋しい。
彼らに依存されてる!と思ってたけど
私が彼らの依存に依存してたんだ
と気づいちゃいました。
献立を考え買い物に行き
料理をして出して食べて
後片付けをして・・・。
掃除をして、洗濯をして
身のまわりの世話をして
家族が暮らしやすい環境を整える。
家事をすることで
ずいぶん運動になっている。
頭と体使ってる。
創造性を発揮してる。
時間とお金を有効に使おうと
知恵をしぼってる。
いっぱいあると、時間もお金も
無駄にしてしまうんだな。
忙しい中から時間をつくり
決まったお給料の中でやりくりし
いろいろ工夫し・・・
これって
なんだか
アートじゃない?!
そっか~、全部、アートなんだね。
そう思った時から
家事がイヤではなくなりました。
私がやろう!と思えました。
料理「おいしい♪」と言わせてみせる!
部屋なんだかきれいだね~
居心地いいね~と感じてもらおう!
もし明日
私が死ぬということがわかっていたら
今日一日どう過ごすだろう?
おいしいご飯をつくる。
大好きだよって伝える。
一緒にいれて嬉しかったと伝える。
私ができること精一杯
家族に何か与えたい。
もらうことなんて
ひとつも思いつかない。
それ以来、
私の家事に対する「やる気スイッチ」は
しっかりオン!になりました。
人は
毎日毎日、新しいものを生み出しています。
よりいいものを
よりいい暮らしへと。
忙しい時だからこそ
時間を有効に使おうとし
暇になると
無駄にしてしまいます。
お金も時間もおんなじですね?
上手に使えるようになった時
今、与えられた環境と役割を
味わいつくすことができた時に
次の扉が開きます。
その時もしかしたら
ホントに家政婦さんにお願いし
家事から解放される日が来るかもしれません。
きっと料理に奮闘していた今を
懐かしく思うのでしょう。
でもその時は
次の環境と役割が待っているのだと思います。
それまで、
今与えられた役割を楽しみ
この手を使って今日も
与え続けていこうと思います。
—
親子家族関係セラピー
http://blue-winds.com