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愛と恋は違うって、知ってましたか?

これを知らずに
泥沼の恋愛に苦しむ方が多くいらっしゃいます。

20代の恋愛よりも
40代、50代の恋愛のほうが泥沼化します。

自分と向き合い
心を日々しっかり成長させていかないと
どんどん、赤ちゃん、胎児に退行していきます。

見かけは大人
でも言うことはな~んか「赤ちゃん」?

こうしてくれない!
あーしてくれない!
私より仕事の方が大事なのね!
私(俺)より連れ子の方が大事なのね!
私よりお義母さんの方が大事なのね!

なーんて言われた方の話を
カウンセリングでいっぱい聞いてきました。

少しでもいい関係
大人な関係を築けるよう
様々な講座をご用意しています。

その中でも「愛を学ぶWeb講座」は
愛の基本を学ぶ講座となっております。

今回は 「愛を学ぶ講座5回目」 の内容を
音声起こしたものを特別にシェアします。

しっかり学んでくださいね☆彡



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愛を学ぶ講座5回目は
「愛」と「恋」の違いについて学んでいきましょう。


◎人生最初の恋

人生最初の恋とは一体いつでしょうか?

それは実は赤ちゃんの頃なんです。

赤ちゃんの頃はお母さんがメインで世話をしてくれました。

その時にストレスを感じたら、
すぐストレスを取り除いてくれたので
この人は自分の不快を快に、リラックスに
変えてくれる人だと思ってしまいます。

ストレスを取り除いてくれる人、
世話してくれる人、と思って
不快から快に変えてくれた人に、ぽっと恋心を抱きます。

赤ちゃんとお母さんの関係っていうのは
まさに恋人同士のような関係ですね。

人生最初の恋、
それは、世話してくれたお母さんに抱いた恋心です。
何度も何度もストレスを取り除いてくれます。

ああ、この人は自分の世話をしてくれる人だ!
不快から快に変えてくれる人だ!と思って
お母さんの世話を心待ちにします。

ママが来てくれると嬉しい、かまってくれると嬉しい
見てくれると嬉しい、と、赤ちゃんはママばかり見ています。

ママが来てくれることをいつも期待しています。
心地よさを与えてくれる人が好きになります。

「ママ大好き♪」という感じですね。

ストレスを取り除いてくれて、不快から快に変えてくれる人
毎回同じ人が世話してくれたりしますので慣れていきます。

ですから、私たちは慣れると、その人のことを好きになります。

心地よさを与えてくれる人が好きになって
慣れてる人が好きになる。

つまり、会う頻度が多い人、自分の気に入ってる人
そういう人のことを「ぽっ」と好きになります。
これは恋心です。

このような赤ちゃんの頃の「恋心」を
私たちは人生の中で何度も何度も人間関係に投影し
そしてそれを愛と勘違いしていきます。



◎赤ちゃんの頃の恋心から起こる人間関係

恋と愛は違います。

でも、恋心を愛だと勘違いしてしまいます。
大好きとか愛してるとかいう感情は、実は愛ではありません。

頭の中でそういう「ぽっ」とした感情、ファンタジーを抱いて
頭の中は、自分に快を与えてくれる相手でいっぱいになります。

ファンタジーが増えていって
どんどんそのファンタジーにも恋をするようになっていきます。

きっとこんなのを与えてくれるに違いない♪
今度はこんなのを与えてくれるに違いない♪
というようなファンタジーを抱くようになります。

快、不快の快、心地よさ、
気持ちよさを与えてくれるのを期待して
それを求めるようになります。

世話して、とか、ちやほやかまって、とか
気にかけて、とか、特別扱いして、という思いです。

これらは、はっきり言語化してないのですが
なんとなくこう、ぽっ!ぽっ!ていう感じです。

世話して、世話して、ちやほやかまって、
気にかけて、特別扱いして、と、
視線は常に、これらをくれる相手へと向かっています。

そうするうちに、相手への要求がだんだん大きくなってきます。
1度、ちやほやかってもらったりしたら、
それをもっと欲しいと思います。
さらにもっともっと欲しいと思います。

これは、私たちの深い心にある、赤ちゃんの心です。
赤ちゃんの頃は依存の塊りでした。
これが出てくるんです。

そして、相手に理想のお母さん代わりを求めています。

理想のお母さん、というのは、
欲しい時に欲しいものをすぐくれる
ちやほやよしよししてくれる、全部世話してくれる、
全部やってくれる
そういうような理想のお母さん代わりを頭の中で描いています。

だけど、ただのファンタジーですから、
現実を見ると、欲しいものをすぐくれなかったりします。

そういう時に、頭の中のファンタジー、期待を裏切られた!
と思って
欲しいものをくれない!と怒るんですね。

または
もっと欲しい!と要求し、そして与えてくれたとします。

すると今度は、それがもう来なくなるんじゃないか、とか
失うんじゃないか、と恐れるようにもなります。

これは、赤ちゃんの頃の「恋心」から起こる人間関係なんです。


◎ストレスのない状態が「愛」という勘違い

実は、人は、ストレスのない状態が愛だ!
という勘違いを持っています。

心は、お母さんの子宮の中にいた時の記憶もあります。
子宮の中は完璧でした。

完璧というのは、守られてるし、一体感を感じられるし
密着しています、心地いいです、快、不快の快しかない世界なんですね。
完璧だったんです。

寝たい時に寝てられて、へその緒から酸素と栄養がきて
お腹がすくということもなく、うんちやおしっこは全部後始末
そのような世界に私たちは最初にいました。

そして生まれてきましたね。

出産というのは
実は人生最初にして最大の「分離不安」なんです。

完璧な子宮の中にいた完璧な状態から
マイナス・ストレスだらけの世界へ放り出されたような感覚です。

真っ黒なブラックホールに裸で放り出されたような感覚です。

ですから、あの完璧だった子宮、あそこに戻りたい!戻れるはず!と
なぜか思うんですね。

完璧な状態、子宮に戻りたい!いつか戻れるはず!
と思いながら、私たちはそこに戻ることをゴールに
頑張って生きています。

安心安全が愛という勘違いを持っています。

あの子宮の中は完璧だったから安心安全だったから
あそこが愛だった!と思っています。

ですから安心安全を与えてくれるような人
そういう人を求めます。

子宮代わりの人、お母さん代わりの人を探し求める旅を
ずっと続けています。

見つかったと思ったら安心し、
ストレスを与えるようになったら
「この人じゃない!」と思って他を探したり
安心安全な場所、人、環境を探し求めています。

安心安全を与えてくれない相手に対しては怒りを感じ
そして、安心安全を与えてくれてる間は、
それを失うんじゃないかと恐れるようになります。

そういう思考が、喪失の体験を作ります。

喪失の体験をして、失ったという体験をして
もうこんな世界は嫌だ!と強く思い、
子宮に帰りたい!と思ってしまいます。

ストレスは、なくならないんです。

子宮の中から生まれたストレスだらけの世界。

これからもストレスはなくなりません。
ストレスは成長に必要!なんです。

でもどうしても、
心が胎児や赤ちゃんのような状態に戻ってしまうと
ストレスをものすごく嫌がります。

ストレスというのは、ネガティブな感情を感じるとか
やりたくないこととか、色々嫌な気持ちを感じる
それをストレスと感じます。


◎赤ちゃんの頃のママに対する恋心から起こる「欲しい欲しい」

赤ちゃんの頃のママに対する恋心から起こる
「欲しい欲しい」ということについて、お話ししてきますね。

赤ちゃんの頃、子供の頃は、欲望の塊でした。

あれも欲しい!これも欲しい!
そしてそれを与えてもらったのに
もっと欲しい!全部欲しい!って思いますね。

欲しいものが得られると嬉しい♪
つまり、「快楽」なんですね。

気持ちがいいとか、楽しいとか、
そういう快楽という感情を感じられます。

快楽という感情が欲しいから
欲しい欲しい欲しいって思います。

特に赤ちゃんや子供っていうのは、正直ですから
本当に欲望の塊なんですね。

あれも欲しいこれも欲しい!
でもそれを得たからと言って満足はしないんですね。

もっと欲しいもっと欲しい、さらに欲しいと、
本当にもう底辺がないような、そのような欲望の塊りなんです。

それでのちに、思春期ぐらいになったら、今度は惚れっぽくなります。

まるで新しいおもちゃのように、あれも欲しいこれも欲しい!
とっかえひっかえ、すぐ飽きる!
これがいいと思ったらすぐこっちとコロコロ変わる!

満たされないんです。
これも赤ちゃんの頃の恋心から実は来てるんです。

惚れっぽい方、いますよね。

こっちと思ってみたら今度はあっちっていう風に
まるで新しいおもちゃなんです。

得てもその時は快楽を感じますけども
またすぐ飽きてしまって満たされないんです。

また人からの注目とか関心だけではなくて
お金が欲しいっていうのもありますね。

お金持ちになりたい!?
みんなお金持ちになりたいって思ってますね。

じゃあなぜお金持ちになりたいのか?
よーくそこを深めてみると、豪遊できる、
つまり快楽を感じられる!ということで
お金持ちになりたいと思っていたりします。

またお金持ちになったらモテる、ちやほやされる。
まさに「赤ちゃん心」ですね。

欲しいもの何でも手に入る、となぜか思っていたりします。

これらは赤ちゃんの頃の恋心から起こる
欲しい欲しいという感情です。

欲望はダメではありませんけれども、
満たされない!得ても満たされない場合は
幸せではありませんね。

欲しいものを全部与えてくれたら愛されてる
と感じるのは、これは子供の心です。

子供の心の中でも、特に「赤ちゃんのような心」です。

ママに対して
すぐ要求に答えて!すぐ与えて!という
赤ちゃんの心になってしまっています。

そういう赤ちゃんのような心や
子供の心を成長させていかないと
大人心が成長しないと
永遠に深く満たされる日はきません。



◎恋は感情、愛は感情ではない

恋と愛の違いですけども、恋というのは感情です。
愛は感情ではありません。

好きとか大好きとか、愛してるというのは実は
愛ではなくて、恋なんです。

キュンとするとかね、ときめくとかね。

あと、お気に入りとか、嬉しいとか、
楽しいとか、幸福感、満たされる
実はこれは愛ではありません。

愛してる、私を不安にさせなければ愛してる!というように
条件がついてたりもします。

この恋と愛の違いが分からなくて
恋を愛だと思い込んで
「こんなに愛してるのになんで分かってくれないの」
なんていうドラマや映画がたくさんありますね。
これは愛ではないんです。

愛はあらゆるところに存在するものです。
成長につながること、ですから成長につながるために
ダメはダメとしつけることも愛です。

成長できるように環境を整えること
これは愛です。

淡々と過ごす日常、いってらっしゃい、お帰り
おはよう、おやすみ、お風呂入りなさい、などと
淡々と過ごす日常が愛です。

そして、静かな確固たる存在感、
いつも当たり前にそこにあるものです。

心が成長すると、真の愛が見えてきます。

相手の幸せを願える、相手の立場になれる
思いやりを持てる、成長を促すことができる
これが真の愛です。

真の愛が見えると、心の土台がしっかり作られます。

心の土台がしっかり作られるから満たされるし
揺るぎない安心感を自分の中に持つことができます。

外側に安心感を探すんじゃなくて
自分の中に揺るぎない安心安全を見つけることができるんです。

そして
パートナーシップにおいても、親子関係においても
依存ではなく、成長し合える関係を築くことができます。




今回は愛と恋の違いについてお話ししました。

愛だと思っていたものが実は愛ではなかった!
今までを振り返り、色々気づいていただけたらなと思います。

愛を学ぶ講座5回目、以上となります。

ではまた!
ありがとうございました。

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愛を学ぶ講座
https://blue-winds.com/love

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