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してもらったことは簡単に忘れるけど
されてイヤだったことは結構覚えています。

 

子供の頃は「ちょうだいちょうだい」の時期なので
もらって当然、もらえないと恨む、みたいな
「超わがまま」な時期なんですね。

 

それを出せる子と出せない子がいて
出せても出せなくても
消化されてないといろんな形で
大人になってもずっと表面化し続けます。

 

それは、仕事でだったり
家庭の中でだったり
パートナーシップでだったり

様々な人間関係の中で幼い頃のドラマが
繰り返されるのです。

 

モヤモヤしたり憤りを感じている時って
心の中のひとり言がこう言ってます。

 

わかってくれない
気づいてくれない
認めてくれない
褒めてくれない
信じてくれない
愛してくれない

くれない、くれない・・・

 

自分で消化できないので
愚痴という形で話をしなければ収まらず

その時はすっきりしても根本は治ってないので
また誰かに話を聞いてもらおうとします。

 

「こうしてくれない」、が貯まると
人間関係が悪化していきます。

 

してくれてるのに、気づかない
してくれてるのが当たり前で感謝が全くない
ザル状態

 

要求に応えてくれてるのに
今後はこれ、もっともっと!

そう、幼い頃の「子供ごころ」に乗っ取られ
相手に要求しつづけるのです。

 

お母さんが、
いろんなところに連れて行ってくれたのに
どこにも連れて行ってくれなかった、という話を
カウンセリングでよく聞きました。

 

妻がたくさん尽くし支えてくれてるのに
自由じゃない!お母さんのように世話しろ!
と不満を言うご主人の話もよく聞きました。

 

または上司が色々よくしてくれたのに
認めてくれない、給料が安いと言う。

 

この部下は、
自分はいくら稼いだか、お金と時間ばかり数えていて
どれだけ人の役に立ったか、喜びを与えたかには
全く意識がありませんでした。

 

ある本で読んだのですが
働いた分の、与えた分の10分の1が
受け取れる自分の報酬なんだそうです。

 

売上が落ちたということは
自分のことしか考えてなくて
お客さまの喜びにフォーカスしてなかったということ。

 

もっと大きなサービスを提供し
世の中をよりよいものにしていくという
貢献と進化へのステージなんだということ。

 

今、お金が入ってこないのは、
色々理由づけし実は怠けてサボってたから。

 

それでも気づかないと、体を壊してレッスンを
受けなければいけません。

 

過去、仕事で上司を9年やってきて
母親業を25年やってきて思うことは

すべて「子育て」だな~ということ。

 

与えても与えても忘れられ
与えても与えても文句を言われ
さっさと後ろも振り返らずに巣立っていく。

 

それでも与え続け
来たら受け入れ

出し惜しみせず与え続ける

人が成長し、喜んでいる姿が
お金には変えられない
大きな豊さ
ギフトなんだということ・・・。

 

どうしたら喜んでくれるかと考えてると
それがいつか必ず大きな豊かさとなって
何倍にもなって押し寄せてきます。

 

口先だけの「感謝の言葉」は、心には響きません。

感謝とは、湧き出てくるもの
感謝とは、涙と共に溢れ出てくるもの
感謝とは、成長した姿と成果。

 

そんな感謝で
誰よりも自分自身が喜びに包まれるのです。

 

能力がつきそれを社会に生かせる喜びと
自分で自分の人生を創れる喜びに。

 

子育ても仕事も
出てくる気持ちや感情は全く同じです。

 

部下を育てるのも
会社を経営するのも

そこには子育ての要素がいっぱいあって

自分より先に部下に与え
自分は我慢し、責任を引き受け

誰にも言えないつらさを隠し持ちながら
売上ゼロでも社員には給料を渡しています。

 

そんな孤独感と向き合い
「ひとり」を極めると

しっかり自分軸と繋がれます。

 

言い訳は、成長をストップします。
そして、必ず人のせいにする言葉が出てきます。

 

やるか、やらないか、だけ。

できなかったのは、やらなかったから。

 

誰かがわかってくれるのを
やってくれるのを待っていると
誰もわかってくれないし
やってはくれません。

 

だから、自分から動きましょう。
もう、待つのはやめましょう。

 

自分で決めて動いたなら
ちゃんとその結果の責任もとろうね。

 

今までいかに子供だったかということに気づいたなら
迷惑かけた、お世話になった人に
申し訳ありませんでしたと気持ちを伝え、
今度は誰かに与えましょう。

 

育ててもらった感謝は、成長した姿と成果でお返しする。

 

それが
「真の大人になる」ということです。

 

 

 

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