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久しぶりに息子とスキーに行ってきました。

 

いつもはひとりか友達と滑るので
私は近場のゲレンデまで送迎係。
たまに迎えに行きがてらナイターで滑り、待つことがあります。

 

現在中1の三男は小4からスノーボードに変え
おととし1級に合格、どんどん上達していきました。

 

今回は自宅から車で1時間弱の場所。
びっしり約8時間滑り通しました。
 
パウダースノーが気持ちよく
高いところから景色を楽しみながら滑るのが大好きです。

 

このスキー場は以前息子が小1の時にも来たことがあり
あの頃は自分の思うようにいかないと私に
「ぎゃーぎゃー」無理難題言って
困らせたことを思い出しました。

 

がっつり、私に怒られヤキが入り、なんとか滑ったけれど
スキー場に着いた途端からギャーギャーで
スッカリ疲れてしまったのを思い出しました。

 

懐かしい・・・。

 

三男がもっと小さい頃からも彼が
私の言うことを聞かないことでずいぶん手こづっていました。

 

私が一緒だと、甘えて「ぎゃーぎゃー」。
私がいないと、素直にさくさく自分でやる。

 

いったいこの違いはなんなのか?

 

私がいちゃダメなのか?
私も一緒に楽しんではいけないのか?
その頃は何度もしばし落ち込みましたね~。

 

その後もいろいろなことがあり
ひとつひとつ乗り越え

 

中1の今は、一緒に滑ったり
自分の行きたい場所でそれぞれ、ひとりを楽しんでいます。

 

一緒のゴンドラに乗った、
お父さんと小学3年くらいの息子さん仲良し2組。

 

会話を聞いてると、
どうやらお母さんは滑らず休憩所で待っているらしい。

 

スキーより早くゲームセンターに行きたいだの
今日のご飯はシャブシャブじゃなくてハンバーグがいいだの
あーでもない、こーでもない、と
好き勝手思ったままのことをしゃべっています。

 

ゴンドラの上から眺めると、たくさんの親子連れが、
ウインタースポーツを楽しんでいました。

 

ひとりで滑れるもん!と、どんどん先を行く低学年の子、
そのずっと離れた後ろで、
お父さんがゆっくりボーゲンで
見守りながら滑っています。
子供のペースに合わせているんですね。

 

子供が転んだら、いつでも助けられるように、かな?

 

先を滑る子供は、
お父さんのそんな気持ちなど知る由もなく
あたかも全部自分でここまできたかのように
思っているのでしょう。

 

翌日のお父さんには仕事があり、
筋肉痛の体にムチうちながら朝起きて出勤する
そんなことなど全く知らないのでしょうね。

 

私が今も子供と一緒にスキーを楽しめるのは
子供の頃、両親が道具を買い揃え、
スキー場に何度も連れて行ってくれて、習わせてくれて
たくさんの時間とお金とエネルギーを注ぎ、経験させてくれたから。

 

今度は子供にそれを与えてる。

 

私も親になり、
自分の好きなことを我慢して子供に合わせ
上の子たちから20数年、子育てし
家族を養ってきたことで、わかるし見える。

 

あ~、こんなにも守られ愛され支えられてきたんだ、と。

 

そんなことを思いながら
ゴーグルとマスクで見えないのをいいことに
ゴンドラの中で少し、うるうるっときていました。

 

当たり前は見えない、子供ごころには。

 

オリンピックの選手も、
幼い頃から成長に合わせて親が道具を何度も買い替え
送り迎えをし、食事に気を使い、家族全体で支えてきたのでしょう。

 

そしてコーチや指導者に払うお金や大会参加費、遠征費が必要なので
それらを稼ぐために自分の欲しいものを我慢し、子供にかけていたのでしょう。

 

父の生まれ故郷は スキージャンプ選手を何名も輩出した
厳寒の地、北海道の下川町。

 

親兄弟の苦労話、噂話を聞いてきたんだそうです。

 

子供にかけた時間とお金とエネルギーは
ずっとあとになってから、思いもよらない形となり返ってきます。

 

子育て真っ最中の時は、それがわからず、どれだけ自由な時間が欲しかったか。

 

でも、今振り返ると、あの時やるべきことから逃げずに
やってきて本当によかった!と
子供の成長を見るたび思うのです。

 

確実に私の経験は積み上がり、
スキルや能力となり、現在の仕事に生かせています。

 

子育ては楽しい。

 

今しかできないことがある。

 

今しか見えない景色がある。

 

今を楽しもう。

 

私もまだまだスキーがんがん滑りますよ♪

 

今度はどのゲレンデに行こうかな?

 

 

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