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春の嵐 ― 嫉妬と喪失の感情が動き出すとき

春になると
「おめでとう」の言葉と
誰かの幸せそうな写真があふれる。
​ 
卒業式。
大学の卒業。
夫の昇進や栄転。
​ 
そのたびに
心から「おめでとう」と思える時もあれば
胸がモヤっと苦しい時もある。
​ 
うちの子は不登校だった。
卒業式には出ていない。
​ 
SNSに並ぶ写真を見て「いいな」と思う。
次の瞬間、もう見たくない、と思う。
「私なんてダメだ」と自分を責めてしまう。
こんな自分が、恥ずかしくなる。
​ 
だから春が嫌い。
そう感じる人もいる。
​ 
それは心が歪んでいるからではない。
喪失の感情がたくさん残っているだけ。
​ 
「本当は欲しかった」
「本当は叶えたかった」
その思いが、嫉妬という形で表に出てきている。
​ 
春は、心の嵐の季節。
​ 
嫉妬。恥ずかしさ。欠乏感。
​ 
冷たい風が、胸の中を吹き抜ける。
​ 
でも、大丈夫。
​ 
嫉妬は未熟さではない。
「自分の道」がまだ見えていないというサイン。
​ 
その感情をちゃんと見つめたとき、
人は少しずつ、嫉妬を超える道に入っていく。
​ 
春は、
誰かの幸せを祝う季節であると同時に
自分の深い感情に出会う季節でもある。
​ 
​ 
心理セラピスト 西谷真美
https://blue-winds.com
https://note.com/cm0880

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