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呪いの言葉
「とんぼ、気をつけないと噛むよ!」
私が幼い頃トンボに噛まれたことがあるので
そう言ってしまいます。
私は噛まれたけど
子供は噛まれないかもしれないのに。
好奇心いっぱいのこの時期
親としても危ないことが目につき
ついつい危険・禁止用語を言ってしまいます。
0~7歳の子供たちは特に
大人の言葉をそのまま鵜呑みにします。
「こんなことしたら警察につかまるよ!」
「おじさんに怒られるよ!」
「オバケくるよ」
「風邪ひくよ」
「ホントだらしないんだから!」
これらは、“呪いの言葉”
子供はそのまま受け取ってしまいます。
何層も、心に積み重ねていきます。
うちの子なんでこんなに風邪ひくの?
と思ったなら 「風邪ひくよ!!」を連発してたり。
車の運転中、後ろにパトカーがいたら
悪いことしてないのにつかまる気がして緊張したり。
あなたも幼い頃 「こうなるよ!」「こんな子ね!」と言われてきましたか?
親はまさか子供がここまで
大人になっても影響を受けるということを知らなかっただけなんです。
「バスにはいろんな人が乗っていて、騒いだり声を出すと、
うるさい!と 感じる人もいるの。
だから、降りて遊んでいい場所でなら、いっぱい騒いでいいからね。
ここではちょっと、我慢しようね」
理由と気持ち、状況を説明すると子供は理解します。
「ママはね、小さい頃 トンボをつかまえる時に噛まれたことがあるの。
羽からつかんでつかまえると、大丈夫かもね」
好奇心と自立の芽を
育て伸ばしていきたいと思います。