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子供の夢を応援したいから
息子が中1になり、部活は卓球を選びました。
制服やジャージなどで結構お金は出ていき
その上、部活もやるとなると
さらに色々かかります。
ふう~、と溜息つきたい気持ちを感じつつ
息子の前ではそれは見せません。
ラケットはこれがいい!
ラケットに貼るラバーはこれがいい!
と
予算をかなりオーバーした金額のものを
まあ欲しがる欲しがる・・・。
一応、「大丈夫?」と聞いてはくれましたが。
ラバーにはいろんな種類があり
「先生がこれがいいと言ってたから」と
表にブツブツがあるものを買いました。
部活が本格的に始まり
7月に試合に出れるかもしれない!ということで
試合用に、
今度はこのラバーが欲しいと言い始めました。
ラケットと同時に買ったラバーは
予算オーバー、結構な金額がしたのですが
こんな時、親は
子供の夢、望みを叶えてあげたいと思い
ちょっとお金が足りなくても
無理して涼しい顔して買ってあげるのです。
そんな私の想いを知らず
試合用に今度はこれが欲しいだとー!(怒)
まだ2か月しか経ってないじゃないか!
ふつふつ湧き上がる怒り。
そのまま正直に息子に言いました。
「親はね、子供の願いを叶えてあげたくて
お金がない時でも
無理して買ってあげたいと思うものなんだよ。」
「たった2か月で違うのが欲しいって
じゃあ、あのラバーを買ったお金は
無駄にするってことかな?」
「もっとちゃんと、先のことを考えて
選ばなきゃね」
「今回は買わないから。このまま試合に出なさい!」
そんなことを言った後
あ~私も
どれだけ親にそういう思いをさせてきたんだろう
私の親はそんなこと、一言も言わなかったな・・・
あの時も、この時も
私はまだ未熟過ぎて
買ってもらえるのが当たり前で
全然親の「想い」なんて気にしてなかった・・・。
本当に申し訳なかったな・・・。
と色々思い出しました。
息子の心にもしっかり届いたようで
それ以来、一度も新しいラバーを欲しいとは言わず
今持ってるもので練習を頑張っています。
今、お金がなくても
子供が望めば買ってあげたい
夢を叶えてあげたい親ごころ。
私の中で、過去の「当たり前」がまたひとつ
剥がれた出来事でした。