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ジブリ映画
「千と千尋の神隠し」をあらためて観ると
新しい発見がいろいろあります。

 

特にあの巨大赤ちゃんの「坊」。

 

 

湯婆婆(ゆばぁば)に甘やかされて育ち
外は危険だからとずっと家の中にいる「坊」。

 

私たちの深層意識にも坊が
隠れ、眠り(映画そのまま)
ある時目覚め
大きな声で泣き叫び
誰も手をつけられず

 

誰かがなんとかしてくれる!と
自分から動こうとしません。

 

心のことを学んでいくと
本当に間違いなく
あの「坊」が私の中に「いる」
ということがわかってきます。

 

でかいし
重たいし
大事なものを壊すし
ホント!迷惑なモンスターです。

 

この映画は、
親離れ子離れ
自立についてのメッセージが
たくさん散りばめられています。

 

本当に欲しいものは?
本当の幸せとは?

 

自分の力で見つけた時
来た道と
帰る道の景色が
がらっと変わっているのです。

 

来た道は
「された」「してくれなかった」
湯屋でいろんなことを体験したあとの
現実世界へと帰る道は
「自分で決めて自分で動く」。

 

私たちの人生も

「された」「してくれなかった」
というフィルターを通してみてるか

 

「自分で決めて自分で動く」
を腑に落として実践してるかで

見える景色の色は全く違ってきます。

 

もし
自分にとって
人生が決して美しい色でなければ

 

「私はこの色が好きなの」
「これを体験したかったの」と
自分にウソをつき、ごまかさず

 

イヤな色はイヤな色だと
認めることから始めなければいけません。

 

「イヤな色はイヤな色」と認め始めた時
やる気がでなく寝てばかりいたくなります。

 

しばし「ボーっとしてたい気分」
を味わうことになります。

 

また
「私、幸せだ~」ともほんわか
感じられるようになり
実はこれもなかなかな落とし穴で

 

「幸せだ~、幸せだ~」と
ファンタジーの世界をいつまでも漂い
動かない言い訳となっています。

 

そんな時「坊」が現れ
「だって!いいでしょ!」
「今まで感じたことない新しい世界なんだから!」
とどっかと腰をすえ、さらに動かなくなります。

 

危ない危ない!

 

こういう「ニセ幸せ」を味わってる時に限って
身近な家族が「ビシっ」と
イヤな厳しいことを言ってきます。

 

「目を覚ませ!
いつまでファンタジーの世界にいるんだ!
現実を直視しろ!
もっとやるべきことがあるだろ!
本当の幸せはそれじゃないだろ!
目を覚ませ!
このまま死んではいけない!」と。

 

まるで雪山で遭難したことに気づかず
美しく死んでいこうとしている私の頬を
往復ビンタするような言葉の数々。

 

痛いやら
このまま寝かせてやら
何すんだコノヤロウやらで腹が立ち

 

ここで相手を切ってしまうタイプと
目を覚まして立ち上がろうとするタイプとに
大きく分かれるのです。

 

私、何度、遭難したことだろ。。。

 

この、寝入りばなって
めちゃくちゃ気持ちよくってね。

 

死と破滅に向かっているのに
邪魔された日にゃあ
怒りと恨みで大暴れ。

 

そう、これも「坊」。

 

本物大人な未来の自分が
家族の姿を借りて
厳しく叱ってくれてたのに
気づかなかったなんて。

 

「坊」をなんとかしましょ。

 

いつまでも子供部屋を与えてはいけない。
いつまでもご飯を運んではいけない。
いつまでも自由にさせてはいけない。

 

立て!動け!
しっかり働け!

 

最近ちょっと太り始めたあなた
そろそろホントにヤバイかも。

 

私でよければ
往復ビンタ係、請け負います(笑)。

 

*写真はこちらから転載
http://www.kininarublog.net/sentotihironokamikakusi-bo-serihu-meigen-3617

 

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メルマガ より

 

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