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「好きなのに嫌い!」

「好きなのに大っ嫌い!」

子供の頃、
母に対してよくそう思っていました。

 

私のほとんどの人間関係は
母との関係からきていました。

8割9割といっていいくらい。

 

次に、妹
そして父との関係。

また
母と父の関係を見て

こういうものだ!と
鵜呑みにしてしまった否定的な思い込み

これらの「ドラマ」を
何度も何度も配役を変えながら
人生において再現してきていました。

 

深層意識と投影のしくみがわかってから
トラブルの原因を
紐解けるようになりましたが

このしくみを知らないと

自分の感情が刺激されるのは
「相手のせいだ!」
「相手が100%悪い!」と
1ミリの疑いもなくそう思います。

 

だから
相手に変わってもらわないと
解決できないと思い込んでいるので

相手を変えよう
わからせようと、やっきになります。

 

そしてずっと問題は解決しないまま
雪だるま式に同じ出来事を
引き寄せるようになるのです。

 

お母さんとの関係は
人間関係の根っこの根っこ。

 

特に、恋愛や結婚
パートナーシップに強く現れます。

 

———-
「好きなのに嫌い!」
「好きなのに別れる!」

なぜだと思いますか?
———-

 

赤ちゃんの頃
泣いたら抱っこしてくれて
要求したらすぐ叶えてくれた・・・

 

その時に

「あ~私は俺はこの家でえらいんだ」
「お母さんは要求を叶えてくれる人だ」
「全部自分の思う通りになるんだ」

と思い込んでしまいます。

 

そう強く思い込んでいるので

——–
えらくない扱い
要求を叶えてくれない時
思う通りにならない時に

『そんなはずはない!』と
怒りが出てきます。
——–
↑ *ここ大事です。

 

 

お母さんは私の要求を叶えてくれなかった
だから「嫌い!」

お母さんは私の思う通りにしてくれなかった
だから「嫌い!」

お母さんは私を一番にしてくれなかった
だから「大っ嫌い!」

お母さんは私だけを見てくれる人!

お母さんは私のありのままを愛してくれる人!

お母さんは私を守ってくれる人!

お母さんは私の世話をしてくれる人!

お母さんは私が欲しい時に欲しいものをすぐくれる人!

 

「お母さん」という言葉を
他の人
「彼」「彼女」「夫」「妻」に
置き換えて読んでみてください。

 

こんな思い込みを
特にパートナーに対して思っていませんか?

思っていますよね?
思っていましたよね?

そして、くれないから
怒っていますよね?

 

そして、あきらめてきましたね?
そして、大っ嫌い!になったんですね?

そして、くれる人を外に見つけ
最初はくれたけど
もう、くれなくなったんですね?

そして、また「大っ嫌い!」になったんですね?

 

いつまで繰り返すのでしょう?
いつ終わるのでしょう?

 

人や仕事などに安心・安全・愛を求め
めちゃくちゃお金と時間をかけて
探し求める旅を繰り返してきましたね?

 

あなたの欲しいものをくれないので

「嫌い!」
「もういやだ!」
「わかれる」
「切る」
「はなれる」
「他に探す」
「いない」
「さらに探す」
「どこにもいない」

を繰り返し

 

でももしかしたら
この人はやっぱり
私の欲しいものを持ってるかも

と「期待」し

 

またやっぱりくれないので
怒りが出てきて「嫌い!」

いや、でももしかしたらと
また「期待」し

 

やっぱりくれないので怒り

ということを
何度も何度も繰り返してきました。

 

今度は
「嫌い!」と思ったことに罪悪感。

 

罪悪感を感じたくなくて
何かをあげたり甘えにいったら
「いらない」
「あっちいってて」と拒絶された。

 

「ほら、やっぱり私のこと嫌いなんだ!」と
今度は自分の内面を相手に映し出す。

 

お母さんの不機嫌な顔も疲れた様子も
私のせいだ

私より妹弟の方がかわいいんだ
私なんかどうせ、と

思い込みはどんどん増えていきます。

 

思い当たりますか?

めちゃくちゃ?(笑)

 

赤ちゃんの頃から持ち続けた
根本的な思い込みを書き換えないかぎり
ずっと苦しい感情に支配され続けます。

 

子育てしている方
子供と接する仕事をしている方は

これらのことを
子供にしっかり教えていくことが
本当に大切です。

 

あなたはこの家で
一番えらいんじゃないんだよ

全部あなたの要求通り、
答えることはできないんだよ

思うようになることと
ならないことがあるんだよ

あなたの見ている世界と
大人の見ている世界は違うんだよ

ちゃんとあげてるのに
もっと欲しい
これじゃない
もらえてない、と思い込んでるよ

あなたの勘違いだよ・・・と。

 

ふん!もういいよ!
の下にどんな本音がありますか?

ふん!大っ嫌い!
の下にどんな本音がありますか?

 

私は以前パートナーに対して
「私の欲しい時に欲しいものをくれなかった」
という不満がありました。

 

「私の欲しい時」とは?
私が何かで落ち込んでいた時。

 

「私の欲しいもの」とは?
なぐさめや勇気づけの言葉
泣いてもありのままでいさせてくれること。

 

————
なんでくれなかったの?
あなたは「パートナー」でしょ!

「パートナー」なんだから
私のありのままをうけとめ
守り
私を100%愛してくれるはず!

くれないんならもういいよ!
「他の人」のところに行くから!
————

な~んて、
茶番劇をよくやってましたねー。

 

「パートナー」を「お母さん」に

「他の人」を「お父さん」
または「おばあちゃん」に

置き換え再度読んでみてください。

 

同じドラマですよね?

 

私は母やパートナーの関心が欲しいがために
ずいぶんこんなスネた態度をとり
本音を隠して生きてきました。

 

もうしっかり体に染み込んだ
強靭なクセになっていました。

 

苦しいはずです。

生きにくいはずです。

アホです。

 

もらえてるのに
もらえてないって思ってきたのですから。

 

または
私の欲しいものを持ってない人から
持ってるはずだ、なんでくれないんだ
とずっと待っていたのですから。

 

もう大人なので
自分で生みだすことができるのに

欲しい欲しい
もっともっと、と

私は赤ちゃんのままでした。

 

 

ある日気づき
「赤ちゃんの私」にイメージで会いに行き
ヨシヨシかわいいかわいいの
抱き癖をやめました。

 

おっぱいの長飲みしてたら
「いつまで飲んでんだ!」と
おっぱいから放しました。

 

思うようにならなくて
ギャーギャー言ったら
ほっときました。

 

いいかげんにしろ!と叱りました。

 

そして
大人の世界を説明しました。

 

ちゃんと、もらえてることも
説明しました。

 

これからは自分で生み出し
世の中に貢献できる
成熟した大人になるんだよ、と
教えました。

 

すると、成長していきました。

愛されてたことに気づきました。

パートナーの中の「赤ちゃん心」も理解できました。

 

自分で自分に欲しいものを
与えられるようになりました。

 

もっと早く知りたかった!

 

だから
子供たちに伝えたいと思い
そんなプログラムをつくっています。

 

「母子分離不安を癒し、母子分離しろ!」

 

そろそろ本気で、親離れ子離れしませんか?

 

 

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