存在価値の否定とは ― 「ここにいていいのかわからない」あなたへ
存在価値の否定とは
どこにいても、自分の居場所がないように感じる。
輪に入っていけない。必要とされていない気がする。
「消えたい」「いない方がいい」という思いが、ふとした瞬間に湧いてくる。
これらは、バーストラウマの中でも「存在価値の否定」と呼ばれるパターンです。
胎児期・出産時・出産後の体験の中で、赤ちゃんが「私はいらない子」「私はお荷物」「私さえいなければ」という否定的な思い込みを持つことがあります。これは事実ではなく「勘違い」なのですが、その思い込みは心の深いところに刻まれ、成長してからも人生のあちこちに影響を及ぼし続けます。
居場所が見つからない、放浪の旅、必要とされたい、輪に入れない、忘れられる存在、濡れ衣、消えたい、空虚感 ―― このような感覚に覚えがあるなら、それは「存在価値の否定」のパターンかもしれません。
存在価値の否定は、さまざまな胎児期・出産時の体験から生まれます。以下は、24年以上・10,000件超の臨床経験から分析・体系化したものです。
胎児期に「存在価値の否定」が生まれるケース
産むのをためらった・堕ろそうとした(思った)
「私はいらない子」という存在価値の否定を持ちます。どこにいても自分の居場所がないように感じ、疎外感を覚え、輪に入っていけません。ひどい人見知りになることもあります。
手のかからないいい子になるか、逆に手のかかり過ぎる子になります。無視やはずされるイジメを受けることもあります。子宮の中で体重が増えないこともあり、「生まれたくない」と思って、なかなか陣痛が起きないことがあります。
できちゃった結婚(さずかり婚)
妊娠したことで結婚しようか迷った場合、「私はお荷物」「いない方がいい」「迷惑をかける」「邪魔者」などの思い込みを持ちます。
親のケンカが絶えなかった場合、自分を妊娠したことで親が結婚したことに「私のせいだ。私さえいなければ」と強い罪悪感を持ちます。自分の存在はお荷物で、人に迷惑をかけるように感じます。手のかからないいい子になります。
忙しくて胎児に気をかけない
母親が上の子の子育てや仕事などで忙しく、胎児の存在を忘れがちな場合、「私を見て」「ここにいるのに」「淋しい」「ふん! どうせ!」という感情を持ちます。
お腹にいる時、居心地が悪く安心できず、子宮の中にいながら寒さを感じています。「生まれたくない」と思い、予定日を大きく過ぎても陣痛が起きず、促進剤か帝王切開になる場合があります。逆子になることもあります。
母親の強い不安・孤独感
父親の浮気や不在などで母親が心細く淋しい出産をすると、「私はどうせひとり」「大切にされない」などの思い込みを持ちます。
成長してからは、愛され認められるために一生懸命頑張り、自分を犠牲にする人生を送ります。「これは母親の感情なのかもしれない」と気づくと、自分からその感情が離れて楽になります。
つわりがひどい
「自分のせい」で母親を苦しめたと責める傾向が強くなります。
出産が原因で母親が病気になった
「自分のせいだ」と強く思い、迷惑をかけない手のかからない子になります。母親に対する強い不安を持ち、苦しすぎて感情を感じないよう抑圧します。ものすごく自分を責めています。記憶が薄いか、ない。生まれてからずっと不安を抱えています。

子ども時代に現れるサイン
行き渋り
家が子宮、園や学校が新生児室。「子宮に還りたい」=行き渋り、です。居場所のなさを感じているお子さんにとって、家が唯一安全な場所なのです。
目が合わない
特にお母さんと目が合わないことが多いです。「愛されてない。嫌われてる」という思い込みと恨みを解放すると、目が合うようになります。
手のかからないいい子
「迷惑をかけてはいけない」「自分さえいなければ」と感じている子は、親に負担をかけまいと、驚くほど手のかからない子になります。一見問題がないように見えますが、感情を抑えている状態です。
無視・はずされるイジメ
「自分はいらない存在」という思い込みが、まるでそれを証明するかのような出来事を引き寄せることがあります。
大人になってから現れるパターン
居場所が見つからない
職場、友人関係、家庭の中でさえ、「ここは自分のいる場所じゃない」と感じます。転職や引越しを繰り返す「放浪」のパターンになることもあります。
必要とされたい
存在価値を感じられないため、人の役に立つことで自分の存在意義を確認しようとします。尽くしすぎて疲弊したり、依存の強いパートナーの世話をすることで自分の価値を埋めようとすることがあります。
輪に入れない・疎外感
集団の中にいても、いつもどこか外側にいる感覚。「自分だけ違う」「自分だけ仲間はずれ」と感じます。
拒絶される過度の恐れ
拒絶されるのが怖いので、人から頼まれると断れません。相手にイヤな思いをさせるくらいなら自分が我慢しよう、と自分にウソをつきます。
消えたい・空虚感
「いない方がいい」という思い込みが根深いと、ふとした瞬間に「消えてしまいたい」という感覚が出てきます。これは「死にたい」とは少し違い、「存在していること自体が申し訳ない」という感覚に近いものです。
自分を犠牲にする人生
愛され認められるために一生懸命頑張り、自分を後回しにし続けます。「これくらい当たり前」「私さえ我慢すれば」と、自分の気持ちを感じないようにしています。

存在価値の否定は、癒せます
存在価値の否定は、胎児期・出産時・出産後の体験で生まれた「思い込み・勘違い」です。
何層にも重なった感情の下に潜んでいる「勘違い」に気づき、「本当は愛されていた」という真実に触れた時、心に平安と安心感が湧き上がってきます。
ずっと探し求めていた「居場所」は自分の中にあり、自分を愛してくれる人や環境を外に求める必要はないということを、心の底から実感できるようになるのです。
あなたが、お子さんが、どんな妊娠・出産を体験したとしても、誰も悪くないし、誰のせいでもありません。皆、その時できる精一杯をやっています。母体と赤ちゃんの命を大切にするために選んだ出産だったのです。
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