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潜在意識には、すべての記憶があると言われています。

 

今起きている出来事は
過去の生まれ育った家庭環境のドラマを
配役を変えながらそのまま再現しています。

 

 

私は、バーストラウマとインナーチャイルドを癒し育てる
育て方を教えることを専門にしていますが

 

どんな妊娠出産産後だったか
どんな兄弟構成か

この2つだけで、ひとりひとりの
感じ方のクセや人生のパターンはわかります。

 

心のクセやパターンは
ほんの、いくつかしかないのです。

 

そのいくつかの、ツボを見つけるために
カウンセリング、というより
今まで人生で起きた出来事をインタビューします。

 

そして、
あーやっぱりこのツボとこのツボね、と確信し

まずはそのツボをフタしている感情から
その前に、その感情をさらに抑えている漬物石から
どかすよう、誘導していきます。

 

漬物石がめちゃくちゃ重いかた
感情が何層にもなっているかた
ツボの奥にさらにツボがあるかた

全部体に現れています。
そして、出来事にも現れます。

 

その時に出てきた症状や感情と向き合い
感じて味わい観察することで
漬物石や感情のフタ、そしてツボは
だんだん溶けて、消えていきます。

 

だから、出来事や体の症状は
私達に教えてくれているのに
無視して隠そう早くなくそうともがくので
自分を責め、
さらに漬物石が重くなり感情の層をまた積み
ツボはもっと奥に引っ込んでしまうのです。

 

 

ずっと人を信じられない
自分は人に嫌われてるんだ
俺はダメなんだ
と思ってきた方がいました。

 

家庭の中で、
いじわるで偏屈で、よく嫌味を言い
ちょっと注意されただけで激しく怒り出し
永遠にその注意した家族を責めることに時間を費やします。

 

その時に彼がよく言う言葉は

 

全部俺のせいにされてる気がする
何を言っても許されると思ってお前は俺に甘えてるんだろう!
そういう言い方がどれだけ俺を傷つけてると思ってるんだ!
どうせ俺のことなんて愛してないんだろう!
そうやっていつも俺を決め付けて!

でした。

 

毎回毎回、彼の感情スイッチがオンになると
家族、特に奥さんにぶつけます。

 

そんなことないよ
そう思ってないよ
ちゃんと愛してるよ、と

いくら言っても届かず

 

ほんの些細な小さなことがきっかけとなり
25年以上
いつも同じことを何百回も繰り返していました。

 

子供の前なので
子供が怖がると思って奥さんはいつも我慢し
その我慢も限界になり

とうとうガンを患いました。

 

 

ご主人の、こんなにも人を責めるエネルギーは
どこからきてると思いますか?

 

人は、人を責める3倍
実は自分を責めています。

 

人の悪口は全部
自分自身のことを言っています。

 

 

このご主人の心のツボは

 

出産時、36時間かかった難産
促進剤
低体重児だったので1か月保育器
長男で下に2つはなれた弟
ずっとお母さんとの間に壁があると感じていた
お母さんは弟の方がかわいいと思っていた・・・

 

これらから

 

自分のせいでお母さんを苦しめた
自分が悪いからだ
怖い、不安、淋しい
僕がダメだからお母さん会いに来てくれないんだ
僕のこと嫌いなんだ
なんで会いに来てくれないの?(ものすごい怒り)
もういいや(あきらめ)

 

という思い込みと感情をずっと何層も積み重ねてきた、という
ツボがあるのがわかりました。

 

胎児や赤ちゃんはこのような勘違いを持ち
それが人生においてパターンとなり
人間関係、特に恋愛や結婚に現れるのです。

 

 

ご主人の感情スイッチがオンになるきっかけは

 

注意されたことで「否定された」と感じ
奥さんの表情を見て「嫌われた」と感じ

 

いつもこんなふうになるので
「全部自分のせいなんだ、自分が悪いんだ」と感じ

 

それで毎回感情的になると止められなく
同じ言葉を奥さんにぶつけるのです。

 

 

奥さんはこう言ってました。

「全部、その言葉をそのままそっくり主人に返してやりたい」

 

全部私のせいにして!
あなたは私に甘えてる!
そういう言い方がどれだけ私を傷つけてると思うの!
私のことなんて愛してないでしょ!
そうやって私を決め付けて!

 

 

25年・・・

繰り返してきたパターンは

お互いの、人生の原点である妊娠出産時に持った
否定的勘違い、が原因でした。

 

私がこの仕事に力を注ぐのは
このような家族を何千件も見てきたからです。

 

 

奥さんがガンになり、ご主人はぶつける先を失い
自分と向き合わざるを得なくなりました。

 

そして
どれだけ妻に支えられてきたか
どれだけ自分は妻に甘えていたか
子供だったか
大きな勘違いをしてきた、ということに気づきました。

 

 

失う恐怖を前に
人は本当の自分と向き合います。

また、失ってから出てくる
深い喪失の感情があります。

 

 

赤ちゃんや子供の頃は、状況がわからず
簡単に否定的勘違いを持ってしまいます。

 

だから、なるべく早く
その勘違いを書き換えてあげたい

そうしたら、このご主人のようにはならないのです。

 

 

ご主人にはこうアドバイスしました。

 

 

保育器にいる赤ちゃんの自分に
大人の自分がイメージで会いにいき

 

「お前がダメで嫌いで、
お母さんここにほっといたんじゃないんだよ

怖かったね、不安だったね、淋しかったね
大人の俺がそばにいるからもう大丈夫だよ

体重が増えるまで、お母さんのそばより
ここの方が安全なんだって

お母さん、ガラス越しに毎日会いにきてるよ
時々抱っこして、おっぱいくれてるよ
また離れちゃうけど、すぐ会えるよ

お前がダメで嫌いで、
お母さん会いに来てくれないんじゃないんだよ」

 

こう、赤ちゃんに本当の状況を教えてあげてください、と。

 

 

最初、ご主人は、こんな簡単なことで
自分の性格が治るとは全く信じていませんでしたが

妻を失う恐怖と、時間がない、という思いから
真剣に自分と向き合い、毎日やってみたそうです。

 

本当に、だんだん少しづつ気持ちが軽くなり
いつもすぐそこにあった愛に気づいた
自分は母からちゃんと愛されてたんだ、と

 

深いところから涙が溢れ

とてもやさしい、本当の姿
本当のご主人に、変容していきました。

 

 

25年続いたパターンは終わり
心のツボ、心のしこりは溶けて消えていきました。

家庭が、生まれ変わりました。

 

 

この時、私は
何にも変えられないほどの深い感動と喜びを感じ

まだ知らない人々にこの情報を早く伝えなければ、と
強く思うのです。

 

 

 

もしズドン!と胸に響いたなら

あなたも一緒に

伝えていただけますか?

 

幸せな家庭のつくり方を・・・

 

 

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