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上の子供たちが小学生の頃、参観懇談日が苦手でした。

もう15年前のことになりますが。

 

遠い幼稚園に通っていたので
近くに仲のいい人が誰もいなくて

輪になっておしゃべりしている
お母さんたちのグループがとてもうらやましく

ひとりポツンといる
私のことをどう思ってるんだろうと
いつも気になっていました。

 

懇談会ではかなり緊張し
ひとりひとり
家での子供の様子を話す順番が回ってくる間
何話そうかと他の人の話は全く入らず
話し終わったあとでも
ヘンなこと言わなかったかと気になり

家に帰ってからもずっと気にやみ
イライラして子供に当たってしまう、の繰り返しでした。

 

勇気を出して茶話会にも参加し
自己紹介の後の歓談で
隣同士でのおしゃべりにあぶれてしまった時は
もう最高に居心地が悪く

いてもたってもいられなく
胸がぎゅうっとなったことを思い出します。

 

また
沈黙が怖くてどうでもいいことを喋りまくったり
自分が話すことばかり考えていました。

 

どうしてこんなに
人からどう思われるか気になるんだろう?

これさえなければ
もっと楽に生きられるのに・・・と

すぐ気にやむ性格だった私。

 

何度も何度も、自分と向きあう練習をし
何度も何度も、感じ方のクセを修正し

そして、
ずいぶん楽に考えられるようになりました。

 

どうやったかって?

 

授業参観では、子供の様子を観察するのに徹しました。

 

懇談会では、人の話に集中し、自分の番になった時に
自分の中から自然と出てくる言葉に任せました。

 

茶話会では最初聞き役に徹してみました。
相手のことをもっと知りたい!と思った時に
質問しました。

 

すると相手も私に質問し、答えまた質問し答え
で会話が弾み、他の方も混じってきて
ワイワイ楽しい会話となりました。

 

子供のためにも友達つくらなきゃ、
と思っていましたが
無理して頑張らないことで
自然と波長の合う人が引き寄せられてきます。

 

それは一人でもいい!
友達たくさん、でなくてもいいんです。

 

家に子供の友達を入れたくない時は断り
やってほしくないことをやったときは注意し

「子供のために」をやめた頃から

人からどう思われるかが少しづつ
気にならなくなりました。

 

「人からどう思われてるんだろう?」
が出てきたら

どう思われてるように思う?と自分に聞き
箇条書きにします。

 

全部書き出したなら

その要素をひとつひとつ感じ
自分の中にあること、
あってもいいということ
を認めていきます。

 

好きになれなくてもいい
そこにあっていい、ということ。

 

そうやって
私がわたしと仲良くなればなるほど

ノー!と言えるし
自分のことばかり話そうと思わなくなり
深く相手の話を聞け、
もっと知りたいと思った時に質問し喜ばれ
相手も私のこともっと知りたいと質問され
それが自然なキャッチボール的コミュニケーションとなり

話したいと時は話し
話したくない時は聞き

ができるようになりました。

 

初めての場所
新しい環境になじむまでには時間がかかりますが
ひとりポツンとなった時がチャンスです。

 

出てくる気持ちや感情をそのまま認め
胸の中に置いておく
そんなワークをやってみてください。

 

認めただそこに置いておく・・・

なんだかモヤモヤが溶け
ほっと楽になる感覚を実感できることでしょう。

 

練習してみてくださいね。

 

 

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