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自分を責めすぎて疲れた私が学んだ、「認める」の本当の意味

「ごめん」って言うのが怖い君へ
突然だけどさ、もし君が何か失敗したり、誰かとぶつかったりした時、「ごめん」って素直に言える?
「自分が悪かったな」って思うこと、あるよね。でも、その気持ちを認めて言葉にするのって、すごく怖いことじゃないかな。
もしかしたら、「いや、自分は悪くないし!」って意地を張っちゃったり、「なんで自分ばっかり責められるんだ…」って落ち込んだりすることもあるかもしれない。
実はね、その「自分が悪かったと認める」っていうこと、多くの人が勘違いしていることなんだ。そして、それは「ダメなこと」どころか、人生をめっちゃ良くするための、とっておきの「スキル」なんだよ。
「認める」と「責める」は全然違う!
まず、一番大事なことから話すね。
多くの人は、「自分が悪かった」と認めることと、「自分を責める」ことを同じだと考えてしまうんだって。
でも、この2つは全く違うものなんだ。
- 自分を責めるっていうのは、「私はなんてダメな人間なんだ」「私は価値がない」みたいに、自分の存在そのものを否定して、攻撃しちゃうことなんだ。これは過去の出来事に対して、自分の全てを否定する、すごくつらいこと。
- それに対して、「自分が悪かったと認める」っていうのは、特定の行動について「これは間違っていた。直そう」と、責任を取ろうとする気持ちを表すことなんだ。これは、もっと前向きで建設的な態度なんだよね。
この違いがわからないと、自分の全部を否定して攻撃してしまうんだ。そして、そのつらさに耐えきれなくなると、今度は「私のせいじゃない!」「私は悪くない!」って、責任から逃げちゃう人もいるんだよ。
これは、本当は直せば消えてなくなるような問題なのに、わざわざ遠回りをして自分自身を苦しめることになってしまうんだ。
なぜ「認める」ことがそんなに怖いんだろう?
じゃあ、なんで「自分が悪かった」と認めるのは、そんなに難しいんだろう?
ある人が、こんな風に話してくれたんだ。
「気持ちを言葉にするのは勇気がいる。自分が悪かったことならなおさら。認めたくなくて、素っ気ない態度を取ったり、相手を攻撃し続けたりした。相手に付け入る隙を与えず言い返したり。なんて幼い自分なんだろうと気づいた。」
この言葉の中に、答えがあるよね。
「認める」ことは、恥ずかしいことなんだ。
自分の「不完全さ」や「みっともなさ」、「情けなさ」を直視しなきゃいけないから。「世界中から攻撃される」ように感じる人もいるんだって。
私たちはみんな、完璧でありたいって思っているよね。特に友達や先生の前では、強く見せたいし、正しい人間だと思われたい。だから、自分の間違いを認めることは、その理想の自分を壊すように感じてしまうんだ。
でも、それは本当の自分じゃない。完璧な人なんて、どこにもいないからね。
感情から逃げない勇気
さっきの人は、その後こう続けてくれたんだ。
「その みっともなさ、情けなさ、怖さ、全部を感じ続けた。」
そう、逃げずに、自分の恥ずかしさや情けなさを全部体験したんだ。
そうしたら、初めて心の底から「自分が悪かった」って思えるようになったんだって。
「これくらいいいだろうと思っていた。そんなことぐらいで泣くなよ、怒るなよと見下していた。そして私は今までいっぱい与えてきたから許されると勘違いしていた。弱いふりやかわいそうなフリをすれば許されるとナメていた。こんな風に勘違いして今までひどい態度を取ったこと、本当に悪かった、失礼だった、ごめんね、と伝えることができた」。
すごいことだと思わない?
自分の弱い部分、カッコ悪い部分から逃げずに、しっかり向き合ったからこそ、本当の意味で「認める」ことができたんだ。そして、自分を攻撃するんじゃなく、現実を受け入れることができたんだよ。
「認める」ことで起こる魔法
じゃあ、素直に「自分が悪かった」と認めることができた時、どんなことが起こるんだろう?
それはね、
人間関係が壊れるんじゃなくて、むしろもっと深まるんだ。
さっきの人は、こう話してくれたんだよ。
「お互いに思い込みですれ違っていたところが、どんどん解けていった。本当は仲良くなりたいとずっと思っていた。だからこれから自分の感情から逃げずに向き合っていく。」
すごくない?
正直な自分をさらけ出したからこそ、本当の意味で相手と向き合えるようになって、深い絆が生まれたんだね。
嘘のない、飾らない自分でぶつかることで、初めて本当の理解が生まれるんだ。
認めることは、最強の「スキル」だ!
「自分の非を認める」ということは、人生でとっても大切な「スキル」なんだって。
できれば小さい頃にこのスキルを身につけておくと、人生でつらいと感じることが少なくなるんだって。反発したり、自分を責めすぎて病気になったりすることも、なくなるかもしれない。
だって、間違いを認めて直す方向に向かえば、問題は消えてなくなるんだから。
でも、多くの人はこのスキルを身につけないまま大人になってしまう。だから問題が起きた時に、ただ「自分を責める」か「責任から逃げる」かのどっちかに走っちゃうんだ。それがいろんな社会問題となって現れているよね。
でも、本当の成長は、まさにこの「認める」という場所から始まるんだよ。
完璧じゃない自分を受け入れる勇気
私たちは、完璧である必要なんてないんだ。
間違いを犯すのが人間だよね。
大事なのは、その間違いから逃げずに、認めて、学んで、成長すること。
「自分が悪かった」と認めることは、自分の価値を下げることじゃない。むしろ、自分の可能性を広げることなんだ。
このスキルを身につけることで、人生はもっと豊かになるし、本当の意味で大切な人間関係を築くことができるようになる。
もし今、「自分はダメだ」って責めすぎて苦しいなら。
もし「私は悪くない!」って意地を張ってしまっているなら。
どうか思い出してほしいんだ。
認めることは、責めることじゃない。
認めた時、初めて直せる。
直した時、初めて自由になれる。
その勇気を持つこと。完璧じゃない自分を受け入れることから、本当の成長は始まるんだ。
最後に
「自分が悪かった」って言うのは、確かに怖いことだ。
でも、それは自分を攻撃するためじゃなくて、より良い自分になるための第一歩なんだ。
感情から逃げずに、恥ずかしさや情けなさ、怖さも全部感じ切ってみて。
そうすることで、きっと問題は解決に向かうし、大切な人との関係ももっと深まるはずだよ。
さあ、君も勇気を持って一歩踏み出してみないか。
その一歩が、君の未来を大きく変えるきっかけになるはずだから。
noteにもたくさん記事を書いています。
https://note.com/cm0880/n/nb017952c9c76