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下の子が生まれてから上の子を愛せない。

 

怒ってばかり
ひどい言葉をぶつけてしまう
寝顔を見ていつも後悔

こんな自分をなんとかしたい。

 

赤ちゃんである下の子に比べ
まだ2歳、3歳なのに
上の子が大きく見え

甘えてくると、無性に腹が立ち
泣かれると、責められてるように感じ

赤ちゃんがやっと寝たのに
うるさくされて起きてしまい
私の時間がまた奪われる。

 

赤ちゃん返りで
今までできたことができなくなる
私によりかかってくるのがイヤ!

存在そのものがうとましく

愛せない自分をさらに責め
イライラがピーク
虐待の一歩手前な自分がいる。

こんな自分をなんとかしたい・・・。

 

次男が生まれた時の私自身がそうでした。

 

写真を見ると、長男はまだ2歳で
こんなに小さいのに

赤ちゃんと比べると顔が大きく見えて

無邪気で正直な感情表現

「甘えたい」 「かまってほしい」
「みてみて」、が許せなく

無視したり激しく怒りをぶつけたり。

 

こんな私が恐ろしく
でも誰にも相談できずに
外ではいいお母さんのフリをしていました。

 

子育てカウンセリングでは
私と同じように悩み苦しむ
お母さんの話をよく聞きます。

そのような方には
以下のような説明をしています。

 

イライラして当然だし
愛せない気持ちはダメではありません。

子供の全部を愛してないわけではなく
一部の要素を愛せないだけ。

100%愛さなきゃ! 受け入れなきゃ!と思っているので
自分をかなり責め

心の『責めコップ』に
責めてる思いが積み重なり
上の子が何かやらかして
どかーん!と爆発してします。

 

まず、
『イライラしてもいいんだ!』と
イライラしている自分をそのまま観察しましょう。

 

子供を受け入れられない自分を
そのまま『受け入れ』ます。

今はそれでいいんだ!ということ。

『受け入れられない私を受け入れます』

 

イメージしてみましょう。
幼い頃の自分が目の前に立っています。

「もっと甘えたかった」 「淋しかった」
「理不尽に怒られて悲しかった」 「怖かった」と言っているので

そうだったんだね、
それはつらかったね、と寄り添います。

 

そして、

「あなたを怒ったり拒絶したお母さんは
お母さんの中の心の痛み。

鬼のような着ぐるみを着ているね。

その鬼のお母さんのことは大嫌いだよね。

嫌いって思ってもいいんだよ。

鬼の着ぐるみを脱いだお母さんは
大好きだよね。

こんなふうに
分けてお母さんをみてごらん」

と説明します。

 

大人のあなたが
内なる子供の頃のあなたを
しっかり見て、一緒にいてあげます。

正直に言いたかった気持ちを
言葉に出してみます。

イメージの中では
誰からも否定されないことを
幼い自分に伝えます。

のどがつまるかもしれませんが
まずは心の中で言ってみましょう。

 

自分の思うようにならない怒りが出てきます。

子育ては
「思うようになること半分、ならないこと半分
そういうものなんだ」と自分に言い聞かせます。

 

思うようにならないことに
フォーカスしすぎているので
イライラがピークに達してしまいます。

 

 

上の子には、幼い頃の自分を投影し
『愛せない』という気持ちになってしまいます。

 

幼い頃の自分が隠し持っている
「気持ち」や「感情」を知り
あるがまま寄り添うことで

ずいぶん楽になっていきます。

 

何かの参考になれば幸いです。

 

子育てに奮闘していた当時の私も
もっと早く知っていたらと
いつも思うのです。

 

 

 

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