記事の詳細

【チャイルドセラピーとバーストラウマのケース】

 

一歳8ヶ月の女の子。

 

ある日、就学前の子供たち対象の
子育てイベントに参加した時から
突然まわりの子に対して
凶暴な振る舞いをするようになり
ママはびっくり。

 

お友達が近くにいると叩くし突き飛ばすし、
ママはそれを止めるのに必死!
もう、どどっと疲れてしまいました。

 

何でなんだろう?
いろんなところに連れていきたいのに。
いろんな子と会わせたいのに・・・。

 

他の同じくらいの子ども達は
仲良く楽しそうにしてるのに
うちの子がこんなに凶暴だったら、
その中に入れられない。

 

どうしたらよくなるんだろう?

 

そういうことしちゃダメだよ!って
言い聞かせても全然治らない。

もう子供たちの集団に入れるのが
怖くなってしまった。

 

今はひきこもってます。

 

 

そんな相談がありました。

 

どこかに連れて行かないわけにもいかず
ママは目を離せませんよね?

 

それはそれは
気を使い疲れることと思います。

 

カウンセリングでは必ず
妊娠中と出産時、出産後の出来事を聞きます。

 

出産は25時間かかったとのこと。

 

陣痛が来たけれどなかなか進まなく
少しずつ子宮口が開いてきたけど
全然痛みには耐えられる程度。

 

強い痛みがないのはおかしい
ということで助産師さんが破水させ
それから尋常じゃない陣痛にいきなりかわり
痛くて痛くて叫びまくってたとのこと。

 

分娩台にあがってからも長くて長くて
体力が持たなく心拍も弱ってきたので
最終的に吸引分娩で出産。

 

ママの出産時の話を
イメージしながら赤ちゃんの立場になりながら
聞いていきます。

 

穏やかだったお腹の中から
破水による急な痛みでびっくりしたのかな?
だから、外は何かされる!危険!って思い
守るために凶暴になるお子さんのケース
結構ありました。

 

キーワードは
「世の中は危険!怖い!」
「私のせい!」

 

先にママの中に
そんなキーワードを持ってないかを
よーく見ていただきます。

 

「世の中は危険!怖い!」
「私のせい!」

 

ママも同じように時間のかかる出産
人見知りがひどかった
母とずっと壁があり
嫌われてる!という感覚がぬぐない
思春期の頃、外出が怖く
家から出れなかったことがある

などなど。

 

ママも子供の頃の痛みを
いろいろ思い出しました。

 

本来人見知りが強いのに
親密になると、特に彼氏とかには
暴言を吐いたり

 

実家に帰ると母から否定されてる
責められてるように感じて急に腹が立ち
ケンカをふっかけ途中で帰ったりすることが
多々あったそうです。

 

「世の中は危険!怖い!」
「私のせい!」

 

親と子で、
実は共通したキーワードを
持っていたりします。

 

子供だけ治そうとしても
よくはなりません。

 

先に
ママ側の方にアプローチしていきます。

 

「出産時、長い産道を通り
苦しい、出口が見えない
出たと思ったら痛い、怖い、寒い
と思ったのかな?

 

私のせいでお母さんを苦しめたって
思ったのかな?

 

私のせいだって
何度も思ったんだね

 

でもね
本当は違うんだよ
誰のせいでもない
誰のせいでもないんだよ

 

本当だよ」

 

まだまだ「私のせいだ」って
思いは湧き上がってきますが

何度も何度も静かに
内なる赤ちゃんの頃をイメージし
言葉をかけてみてくださいね。

 

現在1歳8か月のお子さんには
こんなふうに話してみてください
と説明しました。

 

「ホントはもっとゆっくり
自分のペースで出たかったね
ビックリしてすごく痛かったね、怖かったね
外は危険、怖いって
思っちゃったのかな?

 

大丈夫
もう、終わったよ、安心してね
外の世界はね
みんなとってもやさしいんだよ」と。

 

最初は「そんなわけない!」と
反発、怒りが出てくるかもしれませんが
お子さんが凶暴になったらその手をしっかり止めて
暴れて泣いたらそのまま泣かせ
落ち着いたらまた
静かに説明してください。

 

とママにアドバイスしました。

 

その後その都度
何度も説明していったそうです。

 

ママの問いかけに
黙って聞いてくれてる日もあれば
遊びながら聞いてるんだか聞いてないんだか
わからない時もあったけれど

 

ある日、子供が集まる場所に行っても
叩かなかったし、噛まなかったとのこと。

 

静かに落ち着いた様子で
黙って観察してたり
気がつくと自然と輪に入り遊んでいたり。

 

ここまで来ると一安心、ですね。

 

まだ凶暴さは戻ることもあるかもしれませんが
同じ言葉かけをしてみてください。

 

次のステップがきたらまたお知らせください。

続きがありますので。

 

チャイルドセラピーとバーストラウマ

 

関連記事




ページ上部へ戻る