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「家事育児」には価値がない?
子「ママ~、今日は幼稚園行きたくないの。」
ママ「え、なんで?
(こ、困る!今日はママ起業のランチ会なのに!)」
子「ホントはねー、おうちでママと一緒に遊びたいの。
弟のMはずっとママといられてズルい!
わたしだってママといたいもん!」
ママ「ん~そうだけど~。
行ったら行ったで楽しいよー(苦笑)
(*うじうじしないで早く行けよ!あーランチランチ(焦)」
子「お腹痛くなってきた。ママ、今日は休む」
ママ「(まったく~予定が狂うわ。なんとしても行かせなきゃ!)
あ、あのさー、ほら、今日、幼稚園行ったら
プリキュアのあれ、買ってあげるからさ」
子「あ、あれ?もういらない。おうちにいる。」
ママ「ったく~、あんたは『いっつも』そうやって
私の予定を台無しにするのね!(怒)」
子「『いっつも』って、いつといつ?」
ママ「う、うるさい!いつも私のやりたいことの邪魔して!」
子「え?わたし、ママのやりたいこといつ邪魔した?」
ママ「したぢゃない!あの時もこの時も」
子「ママ『いいよ』ってたよね?あの時」
ママ「言ったけど。ホントはイヤだったんだよ」
子「それは私の問題じゃないよね?」
ママ「くぅ~(5歳児のクセになまいき!)」
子「ねえママぁ~。
どうしてそんなに『きぎょうきぎょう』って忙しいの?
ママ、全然幸せそうじゃないよ。
帰ってきたら疲れてるよ。
ほうれいせん、さらに深くなったよ。目尻のしわも。
服代・ランチ代いくらかかってんだ!って
パパと夜ケンカしてたよね?」
ママ「聞いてたの?寝てると思ってたのに!」
子「ママのご飯いつもおいしいよ。ママはいるだけでいいのに。」
ママ「(涙)」
子「今日、わたしが幼稚園行きたくないように
ママもやりたくないことやりたくないって
言ってもいいんだよ」
ママ「(この子は。。。)」
子「正直なママが好きだな。怒っても泣いても」
ママ「(涙)」
弟(3歳)「ママー!このおやつ全部食べていい?」
ママ「(涙)ダメ―!(笑)」
弟(3歳)「えー!」
ママ「虫歯になったら困るでしょ?」
弟(3歳)「ちゃんと歯、磨くよ~」
ママ「食べ過ぎよ!」
弟(3歳)「わかったー。直すー。」
家事育児に価値がないと思ってきた。
けれど私には、こんなにも大切な子供たちがいる。
こんなにも貴重な日常がある。
もっと今できることがあるのかもしれない。
お金を稼ぐより、今できることが・・・。
子「ママー、明日も幼稚園休むねー♪」
ママ「(ぎょっ)い・き・な・さ・い!! 」
ママ「やりたくないことも
時にやらなければいけないこともあるのよ!」
子「え~!そんなぁ~!」
ママ「やっぱ、あなたはまだまだ子供ね。
明日はママと一緒に幼稚園まで歩いて行こうね!」
子「やったー!ママだーいすき♪」
弟(3歳)「僕も僕もー!」
完