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抱っこしてるのに、子供に「抱っこ抱っこ」と
言われたことはありますか?

 

例えば

 
 
1.子供が階段から降りる時、滑ってちょっと痛い思いをした。
半べそかきながら「ママ抱っこ~!」

 

2.子供が言葉を間違え、カワイクて人前で笑われ、
ちょっと恥ずかしい思いをした。
「ママ抱っこ~!」

 

3.子供が公共の場で通りすがりのおばさんに注意された。
「ママ抱っこ~!」

 

実際抱っこしても
なぜかまだ「抱っこ抱っこ」と言う。

 

「抱っこしてるでしょ?」と言っても
まだ「抱っこ抱っこ~」と泣いてる。

 

どういうこと?

 

これはね

 

【1番の言葉かけ】

子供が階段から降りる時、滑ってちょっと痛い思いをした。
半べそかきながら「ママ抱っこ~!」

「階段から滑っちゃって、びっくりしたのかな?」
「でも、ちょっと痛かったね。」

 

【2番の言葉かけ】

子供が言葉を間違え、カワイクて人前で笑われ、
ちょっと恥ずかしい思いをした。
「ママ抱っこ~!」

「間違えて笑われて、恥ずかしかったのかな?」
「あなたが可愛くてみんな笑ったんだよ」
「でも、恥ずかしいよね」

 

【3番の言葉かけ】

子供が公共の場で通りすがりのおばさんに注意された。
「ママ抱っこ~!」

「怒られてびっくりしたのかな?」
「自分はダメだと思ったんだね」
「やっていいことと悪いことを、おばさんは教えてくれたのかもね」

 

こんなふうに
まず気持ちに寄り添ってから

本当はこうだったんだよ、ということを伝えるといいですよ。

 

実は「抱っこ抱っこ」ではなく
このイヤな気持ちをなんとかしたくて
少ないボキャブラリーの中から
「抱っこ」という言葉を選びました。

 

だから抱っこしてても「抱っこ抱っこ」と言うんです。

 

本当は
「このイヤな気持ちをどうしたらいいの?」
「ママ、癒して!」の思いが
「抱っこ抱っこ」という言葉に込められていました。

 

子供は、覚えた少ない言葉の中から
瞬間的に言葉を選び
気持ちを伝えようとしますが

大人はその言葉をそのまま鵜呑みにするので
「?」となることが多々あるのです。

 

「ん?」と思った時
なんかお互い通じ合わない時

その言葉に込められてる「思い」はなんだろう?

 

と少し感じてみると、
ふっと、わかるかもしれませんよ。

 

そして、お母さんの抱っこから離れ
笑顔で遊び始めることでしょう。

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