記事の詳細

愛されたかった子供ごころを、大人の愛へと育てる旅

「恋愛で幸せになりたい」
そう思っていた頃の私は、
どこまでも“愛されること”を追いかけていました。

 

自分の存在価値を確認するように。
安心させてほしくて、満たしてほしくて、
いつも“相手の言動”に一喜一憂していました。

 

でも──
本当に私がほしかったのは、
「愛」ではなく「母」だったのだと気づいた時、
恋愛の形が変わりはじめました。

 

恋愛は、幸せになるための魔法じゃない。
恋愛とは、
未熟な子供ごころが、
愛と痛みを通して「成長していく」ためのステージ。

 

相手を通して、自分の未熟さや依存を見つめ、
どう生きるか、どう愛するかを学んでいく。
そこに、“大人ごころ”が芽生えはじめる。

 

それなのに──
「相手が私を幸せにしてくれるはず」
「私の寂しさを埋めてくれるはず」
そんな期待で恋をすると、苦しくなる。

 

尽くして、与えて、健気にふるまっても
心の奥ではこうつぶやいている。

「こんなに尽くしてるのに、どうして…」
「私ばっかりがんばってる」

 

そう。
“愛してるフリ”をしていただけで、
本当は、1ミリも愛していなかったのです。

 

本当に人を愛するって、
「自分の傷を、相手に押しつけないこと」
「相手の未熟さも、まっすぐに見つめること」
「そして、自分も育てていく覚悟を持つこと」

  

恋愛の奥義とは、
“愛されたい子供ごころ”を、
“大人の愛”に育てていく旅なのだと思います。

だから、恋がうまくいかない時ほど、チャンスなんです。


 
そこにいるのは、
愛されたくてずっと待ち続けている
「子供ごころ」なのかもしれません。

 

大丈夫。
育て直せばいい。
何度でも、愛はやり直せる。

関連記事

ページ上部へ戻る