バーストラウマ
バーストラウマ
勘違いの思考の種を知る
バーストラウマ、という言葉をご存知ですか?
私は催眠療法や呼吸法を使ったブリージング・セラピーで深層意識レベルの癒しを行なってきましたが、このバーストラウマから人生のネガティブなパターンがつくられているケースをたくさん見てきました。
深い根っこにある勘違いの思考を変えることで、本当の自分と出会い、より素晴らしい人生を創れるようになります。
表面的には認識できませんが、心の深いところには、お腹の中ににいる時の記憶、出産、産後、それ以降の記憶がすべて存在し、赤ちゃんは心がまだ未熟過ぎて、その出来事を否定的に間違って受け取り、たくさんの思い込み、信じ込みを持ってしまいます。
1.妊娠中
2.出産
3.出産後
この3つの期間、どのような環境だったか、どのような状態だったかが複合的に合わさって、人生の様々なパターンは創られます。また他にも、親からの思考パターンを受けとったりすることもあります。お金、恋愛・結婚、人間関係の悩み、体調不良など、バーストラウマが人生に与える影響はとても大きいのです。
どうしてこんなゆがんだ性格なのか、
兄弟同じように育ててるのになぜ?
理由のわからない問題行動の裏には、バーストラウマが隠れているのかもしれません。
それもその影響は、何歳になってもパターン化し、続いてしまうのです。
愛を受け取れない
少し想像してみてください。
あなたはお母さんと一体だった、温かく守られていた子宮から、長くてせまい産道を通り、やっと生まれてきました。
その時、誰もがすぐ温かく抱かれたいと思うことでしょう。
「頑張ったね。苦しかったね。会えて嬉しいよ。大好きだよ。かわいいよ。」と。
その時、一生分のお母さんの愛情を受け取り、体は離れますが心と心の繋がり、絆、信頼感が深く築かれ、世の中は愛に満ちていて安全なんだということを信じられるようになるのだと思います。
どんな出産も、間違いなどありません。
命を救うために、様々な処置をすることも多々あることでしょう。
誰もがただそこにいるだけで、素晴らしく価値がある、というのが真実です。
ただ、赤ちゃんはまだまわりの状況を正確に判断できず、ほんの1時間でも永遠のように感じてしまいます。親の思いをそのまま自分の思いとして、受け取ってしまうところもあるのです。
勘違い、勘違い、勘違い。。。。。
勘違いなのに、それが真実なんだと信じ込んでしまうのです。
以前、歯医者に行くのが怖いという方が来られました。
学校の歯科検診の時がきっかけで、それ以来行けなくなったそうです。
その方を催眠誘導していくと、生まれてすぐ、口から羊水を吸引するため、カテーテルを入れられて苦しかった、という感情が出てきました。赤ちゃんの時は自由がきかなかったけど、今はもう大人なので、苦しかったら歯科医師に「やめてください」と言えることを知り、過去の感情と思い込みを解放することで、歯医者に行っても大丈夫になりました。
またある方は恋愛で、いつも相手が離れてしまう、もう二度と会えないのかも、ずっと一緒にいて!、すぐそこにいるのに手が届かない、という強い不安感で悩んで来られました。
生まれて数時間、お母さんと離れ新生児室に入っていた時に感じた感情そのものでした。
「病院の方針でしょうがなかったんだよ、あなたがダメで嫌いで離れたんじゃないよ。お母さんは出産で力使ったので休んでいるだけだよ。」と何度もイメージの中で赤ちゃんに説明すると、だんだん不安がなくなっていきました。
またある40代の女性は、物心ついた時からお母さんとの間に壁を感じていた、嫌われてるとずっと思っていた、だから避けてきた、とおっしゃっていました。実は出産時の母子分離からくる「愛されてない」という勘違いだったと気づき、40数年分のお母さんとの関係を取り戻すかのように、お母さんと、また他の人間関係でも、愛と信頼に溢れた関係を築いていっています。
強い勘違いを心の奥深くに持ってしまうことで、愛を受け取れない
人を信じられない、世の中安全だと思えない
親との関係、人間関係、体調、仕事、お金、恋愛・結婚、子育てがうまくいかない、など
勘違いだったと、真実を知り愛に気づき
人のせいにする未熟な心から、自分で自分の人生に責任を持つという成熟した大人心へと成長させ、飛躍の人生へと大きく変容したかたをたくさん見てきました。
暴力・攻撃などは、愛を強く求めているけど勘違いを持っているので受け取れない、自分がほしい時にほしい形じゃないとイヤだ!と親を恨む、お子ちゃま心。ひきこもりや社会に出ていけない、などは、温かい子宮=家(部屋)にまだいたい、戻りたい、という、いつまでも赤ちゃんのままでいたい、ずっと守られていたい、誰かが何とかしてくれる、という、怠慢・甘えからきています。
セクシャリティの悩みは、産後の母子分離や両親との関係から、淋しい、触れられたい、でも触らないで!今さら何よ!という怒りや淋しさの表出と、セックス=愛(かまってくれる)と勘違いし、注目・愛というエネルギーがほしくて異性に中毒・依存してしまうのです。
心のしくみを知り、「自分は愛されてない。価値がない。どうせ・・・」という勘違いからくる否定的思考と、「ホントはずっと愛されていた。自分はお子ちゃますぎて未熟でわがままだった。人のせいばかりにして申し訳なかった。」ということに、心から深く気づくことで、初めてゆるぎない平安・安心を感じることができ、その反映として、自分を取り巻くまわりの世界が、どんどん平和になっていくのを実感できるのです。
私たちの中に存在する“子供ゴコロ”は、時にそんな進化成長を、大きく邪魔してくることが多々あります。
それを読み取るサインは
「私は絶対間違ってない! 傷つけられた!」
そう思った時、それは間違いなく、無意識に、すでに子供ゴコロにすっぽり乗っ取られてしまっているのです。
子供ゴコロに気づき、進化成長させていく
家庭や職場の人間関係の中で、相手に自分の深層意識を鏡として見せられることで、様々なレッスンが繰り広げられていきます。それを自分の問題としてどれだけ見れるかが、“成熟した大人”度、といってもいいでしょう。
成長のプロセス
どんなバーストラウマからくる勘違いを持っていたとしても、幼ければ幼いほど早く癒すことができます。また、大人であっても多少時間はかかりますが、自分と向き合い、思考と感情を見ていくことを、日々コツコツ行っていくことが大切です。
◆癒しのステップ
潜在意識レベルの癒しは以下のステップを経て進みます。
ステップ1:起きている出来事から、思考のパターンを見ていく
ステップ2:感情を溶かし、フタがあく
ステップ3:フタの下にある、否定的思い込みが変容
ステップ4:本当は愛でいっぱいだったという、真実に気づく
感情に乗っ取られた低い意識レベルだと、今まで否定的思考のフィルターを通して世の中や人を見てたのが、高い意識レベルから、真実の世界が見えるようになっていきます。
幸せな恋愛・結婚、人間関係、お金・豊かさを創造することができるようになっていきます。
性格も明るく変わります。
けれど、ほとんどの方は感情を感じることが苦手です。特にネガティブな感情は感じてはいけない、そんな自分ではダメだと信じ込んでいます。最初のステップ1で、感情を感じることに対する大きな抵抗に合うケースが多々あります。わかってもらえない、どうせ…と、かなりあきらめてきている方は、幼い頃の記憶がなかったり、感情を感じることができなかったりします。また、被害者意識の強い方も、なかなか抵抗が強くて頑固です。
BlueWindsで行っているセラピーの手法
- 赤ちゃんから就学前 : 母と子のピエタセラピー(抱っこセラピー)
- 小学生から思春期、大人 : 心理カウンセリング、ブリージング・セラピー、催眠療法
癒しのステップは赤ちゃんも大人も全く同じです。
感情を解放し否定的信じ込みを見つけ修正または統合し、真実を知り受け取る、
このステップを経て、本来の自分自身を生きることができるのです。
BlueWindsで行なっている様々な講座も、これらのことを知り、それぞれの場所でたくさんの人に伝えていただきたいとの思いを込めて、カリキュラムには必ずバーストラウマや根本的癒しとは、の講義を入れています。
本当はずっと愛されている
私達は、本当はずっと愛されています。
親がいなくてもどうであっても、親という形を変えて、他の誰かから必ず支えられ愛されてきています。
ただ、心が未熟過ぎて気づけなかった、受け取れなかっただけ。
子供は、今すぐほしいと思います。見てほしい、かまってほしい、守ってほしい、甘えさせてほしい…
ほしい時にほしい形でもらえなかったなら、フン!とすねたり恨んだりすることがあります。
すぐ「傷つけられた」と被害者になり人のせいにします。子供は本来わがままなんですね。
愛や豊かさは、いつもすぐそこに溢れているのです。
被害者意識、不足意識、比較意識は根深いものがありますが、今この時代は、その連鎖を断ち切る時。
大切な子供たちに
豊かで幸せな人生を築いてもらいたい
共に喜び合い
そこにいるだけで
そのままで価値があるんだということ
大好きだよといっぱい伝えたい
そして大人である私達も
ずっとずっと愛に囲まれてきたのです。
私は、人々が本来の自分を生きられるよう、セミナーや講座、個人セッションなど、様々な活動を通してお伝えし、幸せな人生・家庭を築くサポートをしていきたいと思っています。
いつの日か、子供たちの学校教育プログラムの中で、心のしくみ、成熟した大人とは、本当の自分を生きる、真のコミュニケーション、などの授業が当たり前に行なわれている世の中になるだろうことを信じています。そんなビジョンが浮かびます。
人は自分の能力才能を発揮し、世の中に貢献したい、達成感を感じたい、と、みんな深いところで思っています。
私も、今日一日を精一杯、私の能力才能を最大限発揮し、日々努力を積み重ね、かけがえのない人生を、生きていきたいと思います。