記事の詳細

― あるパートナー同士の間で起こったことです

お互い我慢がたまり
知らず知らずのうちに会話が少なくなる。

言ってもわかってくれない
否定される
責められるのが怖くて
言えなくなっていく。

与えても与えても返ってこない。

ありがとう、も
感謝の言葉もなく

こうして!あーして!
なんでこうなんだ!
これダメあれダメ!
私(俺)だったら◎◎なのに!の

要求と禁止用語
ダメ出ししか出てこない。

だんだん「好き」という気持ちが消え
あれだけ大好きだったのに
本当は最初から間違いだったのでは?
とまで思うようになった。

一緒の空間にいるのも
触れられるのも
体も
受けつけなくなっている。

でも

別れるのは淋しいし
罪悪感でいっぱい・・・

もし元に戻れるのなら
好きな気持ちをまた感じられるのなら
その方法を教えてほしい・・・

 

― パートナーとのことで、悩んでいる方はとても多いのです。

 

少し時間はかかりますが
どちらかひとりでいいので
以下の方法で自分と向きあうワークを
やってみましょう。

 

ワーク1.要求の言葉と気持ち

相手に言いたい気持ちを全部
紙に書き出します。
美化せず全部です。
汚い言葉も恨みの言葉も全部!

ワーク2.要素

相手のイヤなところ
嫌いなところを全部書き出します。

ワーク3.観察

書き出した言葉を少し上から見て
できれば声に出して読んでみます。

ワーク4.感じる

自分の中から出てきた感情を
そのまま否定せず
あるがまま感じて味わいます。

*「否定せず」がポイントです!

怒り、悲しみをそのままイメージで
出てきた体の箇所に
まあるく居場所をつくり置いておきます。

ワーク5.寄り添い

その体の箇所に手を触れ
「つらかったね」
「悲しかったね」
「淋しかったね」と
ゆっくり呼吸しながら
しばらく寄り添います。

ワーク6.変容のステップ1

「ワーク1」に書き出した
あなたが相手から欲しかったものは
その時の相手は、持っていましたか?

例:

私はあの時大切にしてほしかった
 ↓
彼は仕事が忙しく余裕がなかったようだ
 ↓
たぶん、持ってなかったと思う

ワーク7.変容のステップ2

「ワーク1」に書き出した言葉は
過去の親に対して
感じていたことではありませんか?

例:

話を最後まで否定せず聞いてほしい
 ↓
母はすぐさえぎって私を決めつけた
 ↓
私は「もういい!」と自分から切っていた
または、最初からあきらめてもう言わなくなった

ワーク8.変容のステップ3

「ワーク2」に書いた要素は
形を変えてあなたの中にありませんか?

例:

彼はキレやすい
 ↓
私も心の中ではすぐキレている
私も過去、弟によくキレていた

彼女は甘えてる
 ↓
俺も元カノには甘え過ぎてフラれたことがある
俺は過去、弟妹に母親をとられて甘えられなかった

彼は神経質・支配的
 ↓
私もこの部分には神経質
私も仕事上では後輩をコントロールし 怖い!と言われている

全部、自分の中に形を変えてあるので
見つけてみましょう。

ワーク9.変容のステップ4

「ワーク7」でワークした
相手の嫌いな要素、欠点から
長所、メリットを見つけてみます。

例:

神経質
 ↓
気がきく

甘えてる・依存が強い
 ↓
依存していることで
誰かの自立のサポートをしている

支配的
 ↓
リーダーシップをとるのが得意

ワーク10.変容のステップ5

「ワーク1」の気持ちが
一番最初に出てきたのはいつですか?

例:

大切にされない
 ↓
私が妊娠中、夫は家にいなく大切にしてくれなかった
俺が仕事で落ち込んでるのに責めて否定された

ワーク11.変容のステップ6

「ワーク8」で書き出した気持ちは
実は相手より先に
あなたがあなたにしていることではありませんか?

例:

大切にされない
 ↓
私はいつも私を否定しイジメ大切にしていない
俺は俺の能力をいつも否定しダメだししている

ワーク12.鏡の法則

人は自分の内面を映し出す鏡です。
あなたがあなたとどうつきあっているかが
特に親しい人間関係に
強靭な鏡として現れます。

相手を先に変えるのではなく
排除するのでもなく
自分が先に気づき
自分をわかってあげることで

ウソのように
相手がかわり
または変わらなくても気にならなくなります。

 

あなたが甘えたかったけど甘えられなくて
甘えてる彼・彼女を見ると腹が立つのですね?

あなたがあなたを責めてイジメているので
彼・彼女がちょっと意見を言っただけで
責められてる・否定されてるように
感じるのですね?

あなたがあなたのわがままなところが嫌いなので
彼・彼女が自己中心わがままに思えて腹が立つのですね?

どんな要素にも長所と欠点があり
長所と欠点は表裏一体です。

 

自分が自分にもっと深いレベルで気づき
わかってあげることで
心の曇りは溶け、青空になります。

その青空で
パートナーをもう一度見てみた時

彼、彼女も同じ青空を持っている
ひとりの人間だということがわかります。

彼、彼女の痛みの部分と
青空である本質の部分を
分けてみる練習をしましょう。

彼、彼女は あなたがあなたをより深く知り
受け入れ愛するための大切なレッスンを
いつも与えてくれているのです。

 

関連記事

ページ上部へ戻る