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妊娠中から子育ては始まっています。

妊娠中に、いろんな感情が出てくる方と
出産後に、いろんな感情が出てくる方
その両方の方がいます。

今回は 「出産後に出てくる感情」について
書いていきたいと思います。

◎出産後に出てくる感情

1.子供に愛情が湧かない。人の子のように感じる。
2.夫は私より子供の方がかわいいんだ
3.夫が私を大切にしてくれない、もう関心がないんだ
4.不安で淋しくてひとりでいられない
5.過呼吸、パニック発作
6.子供をとられるんじゃないか
7.赤ちゃんが死んでしまうのではと不安
8.泣かれるとつらい
9.私は赤ちゃんに嫌われてるのでは?
10.体調が戻らなく疲れてつらい

 

1番

出産後、1日でもお母さんと離れた場合に
そのような気持ちになることがあります。

また、離れた経験がない場合は、 お母さん自身の出産時に、
そのお母さんと離れた経験からの感情が
出産後に出てきて子供に愛情が湧かなくなっています。

イメージで、新生児室の赤ちゃんに
「あなたがダメで嫌いで離れたんじゃないんだよ。 お母さん出産で疲れて預かってもらったの。
ちゃんと◎日で会えたんだよ。 でも不安だったね、淋しかったね、怖かったね、
もう大丈夫、ずっとそばにいるからね」 と教えてあげてください。

内なるインナーチャイルドが出てきて
赤ちゃんに愛情が湧かないだけなので
深いところではちゃんと愛しているので
安心してくださいね。

2番

「子供に嫉妬する」「ひがむ」
なんでこんな気持ちになるの? とびっくりすることでしょう。

幼少期の他の兄弟に対する嫉妬心
「お母さんの注目や愛が他の兄弟に 行ってしまった」が出産後に出てきています。

ご主人に「過去のお母さん」を投影しています。
子供に「過去の兄弟」を投影しています。

イメージで、幼い頃の自分に会いに行き
「お母さんは、ちゃんとあなたにも同じ量の
愛情と注目をあげてるよ。思い出して」と教えてあげましょう。

だんだん「あ、そうなの?」と理解できるようになり
嫉妬心を観察できるようになります。

3番

これも、過去のお母さん、兄弟との関係を投影しています。

また自分が自分を大切にしてきてないのでそう感じてしまいます。

自分のどんな気持ちや感情もそのまま感じる
そのまま感じている体の場所に置いておく、という練習をしましょう。

自分が自分を大切にできると
人が「大切にしてくれない」とは思わなくなります。

4番

お母さん自身の 「母子分離からくるバーストラウマ」です。
ご主人が帰ってくるまで不安でいられなかったり
出張で家を空けると、 怖くて不安でおかしくなりそうだったり。

そんな気持ちになった時は
1番に書いたようにイメージで
新生児室にいる赤ちゃんの頃の自分に教えてあげてください。

だんだん不安に乗っ取られなくなり、観察できるようもなっていきます。

5番

お母さん自身のバーストラウマです。

出産時、へその緒を切るのが早くて
呼吸ができなかったり、難産で苦しかったり。

そんな時、自分にゆっくりこう言ってみてください。

「今は『自分』で呼吸できてるよ。
  ↑この言葉がポイント!
ちゃんと吸ってるよ、吐いてるよ 5割吸って~、9割吐いて~
ほら、今は自分で呼吸できてるよ」と呼吸の練習をしましょう。

6番

お母さん自身の「母子分離」からきています。

1番と同じようにイメージで誘導してみてください。

7番

お母さん自身の出産時、難産で時間がかかったり
お母さんのお母さんが出血が多かったり
なんらかの処置でバタバタし、 赤ちゃんは「お母さん死んでしまうのでは?」と
思ってしまったところからきています。

イメージでその時の赤ちゃんに会いに行き
「怖かったね、でもお母さん、死ななかったよ 大丈夫だよ」と教えてあげます。

だんだんその妄想は出てこなくなることでしょう。

妄想が出てきたら、上記の言葉をかけてみてください。

8番

泣かれると、どう感じますか?

責められてるように感じる?
ほっとかないで~淋しいよ~と泣いてるように感じる?
見て見て~と泣いてるように感じる?

全部、お母さんのインナーチャイルドです。

責められてる~と感じる場合は
「あなたのせいじゃないんだよ」と内なる子供に教えてあげます。

ほっとかないで~と感じる場合は
1番のイメージをします。

見て見て~と感じる場合は
大人のあなたが内なる子供心に 「ちゃんと見てるよ、今までほっといてごめんね」と
しっかり自分の気持ちを感じて抱きしめます。

これで、赤ちゃんが泣いても
「あ、泣いてる」と客観的に見れるようになっていきます。

もちろん、100%泣かれてイヤじゃなくなる
ということではないので 少しでも気にならなくなったのなら「よし!」としましょう。

自分に完璧を求めないようにね♪

9番

お母さんが抱っこすると、ぎゃん泣き
ご主人や他の人が抱っこするとニコニコ
そんなことがよくあるものです。

「私が産んだのに、私嫌われてるの?」と落ち込むことでしょう。

出産後、母子分離の経験から
赤ちゃんは「お母さんに嫌われた」と思い込んでしまい
それでお母さんが抱っこしたり
おっぱいをあげると 「ふん!どうせ嫌いなんでしょ!」と
のけぞって嫌がります。

嫌いで離れたのではないので
赤ちゃんの勘違い、です。

1番の言葉を赤ちゃんにかけてあげます。

すると最初は「そんなわけないー!」と
のけぞって泣くかもしれませんが
そのまま泣かせてあげて

泣きが少しおさまってから同じ言葉かけをします。

「あなたがダメで嫌いで 離れたんじゃないんだよ
こういう理由だったんだよ
でも淋しかったね、怖かったね」とね。

抱っこさせてくれるし
おっぱいも目を見て飲んでくれるようになります。

10番

帝王切開や難産だった場合
産後、体調が悪く、乳腺炎になったりで
体も精神的にもつらく
思うような子育てができず
自分を責めてしまうことでしょう。

赤ちゃんが泣いてばかりだと
もうどうしていいか、わからず
体験した人しかわからないつらさ。

一緒に住んでるご主人にも理解されず
産後鬱にもなってしまうことでしょう。

体調が悪く寝てばかり
赤ちゃんの世話ができなくても
赤ちゃんは大丈夫です。

言葉で説明してあげてください。
言葉、というより、「思い」を聞いてるので
ちゃんと理解できます。

「お母さん、具合悪くて
思うようにあなたを抱っこできないけど
ちゃんと大好きだからね」と。

寝れる時はとにかく寝ること。

一番疲れさせる、体調を悪化させる要因は
「私のせいだ、私が悪いんだ」 「私は母親失格だ」と
自分を責める思いなのです。

体が「休んで~、そんなに自分を責めないで~」と
メッセージを送っているので
そのメッセージ通りにもっと自分をいたわり、自分にやさしく

「よくやってきたね、できる範囲でいいよ
誰かに助けてもらってもいいんだよ」と自分に言ってあげます。

責めグセに気づくだけでも 体はだんだん楽になっていきます。

 

出産後は、「喪失」の感情が出てきます。

赤ちゃんが生まれる、ということは 喜びなのですが
お腹の中から生まれた=「失った」 ということでもあるのです。

もともと潜伏していた感情や否定的思い込みが
いっきに表出し
上記のような症状となります。

必ず原因と解決法がありますので大丈夫です。

もし、知り合いで 出産後、つらそうな方がいたら
ぜひ教えてあげてください。

あなたのせいじゃないよって。

そして、あなた自身が出産後につらい気持ちになったなら
そのまま感じて味わい
赤ちゃんの頃の自分
幼い頃の自分にイメージで会いに行き

1番から10番までの解決法を、やってみてくださいね。

ひとりで抱えないように・・・

 

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